中山グランドJ 2着ブラゾンダムールの西谷誠騎手「伸びしろある」とジャンプ王の勲章を今度こそ

スポーツ報知
年末の大一番、中山大障害を見据える西谷誠騎手

 寒の戻りで、先週の関東地方は冷え込みが厳しかった。しかし、その週末に行われた中山グランドジャンプ・JG1(4月16日、中山)は、そんな寒さを吹き飛ばす、熱いレースとなった。

 なにより、ファンの熱視線が個人的にはうれしかった。飛越のたびにワッと歓声が上がり、スタンド前を通過する時は、懸命に走る人馬に惜しみなく拍手を贈る。観客とプレイヤーである馬と騎手。三位一体で作り上げた、心温まる光景がそこにあった。

 レースはその声援に応えようと、9頭が好勝負を繰り広げた。直線での2頭の一騎打ちは、障害レースの歴史に残こるデッドヒート。結果はオジュウチョウサンが王者の意地を見せて勝利したが、これに食らいつき0秒2差の2着だったブラゾンダムールの走りも見事だった。

 ブラゾンダムールは後方を追走し道中で脚をためると、直線で一気にスパート。早め先頭に立ち、あと少しでゴールというところでオジュウに迫られた。しかし、差されても差し返す勢いを見せ一歩も引かず、絶対王者に最後まで抵抗して見せた。

 西谷誠騎手はレース後、ガックリと肩を落としていたが、すぐに「早めに前を捕まえて勝負に出た結果だからね。厩舎スタッフもしっかり仕上げてくれて、前走より馬体が絞れていた」と気持ちを切り替え、愛馬と厩舎スタッフに賛辞を贈った。

 また、「折り合いがカギになるとは思うけど、(課題があるのは)秋に向けての伸びしろがあるということ」と前を向き、今後は「中山に絞る」ことも考えているとのこと。ということは、昨年同様に秋はイルミネーションJSを叩き、年末の障害競馬の総決算、中山大障害・JG1(12月24日、中山)というプランが濃厚だ。

 中山でまた、あの胸の熱くなる熱戦が繰り広げられるのかと、今から楽しみでしかない。

(中央競馬担当・志賀 浩子)

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