冨田若春が体重無差別で2年ぶり2度目V…右手激痛耐えた

全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たした冨田若春(上は橋本朱未=代表撮影)
全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たした冨田若春(上は橋本朱未=代表撮影)

◆柔道 皇后杯全日本女子選手権(17日、横浜武道館)

 体重無差別で争われ、冨田若春(わかば、25)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。決勝で所属がコマツの同門、橋本朱未(27)を退けた。全日本柔道連盟は試合後に強化委員会を開き、女子の最重量78キロ級の世界選手権(10月・タシケント)代表に冨田を決めた。同70キロ級の2枠目には新添左季(25)=自衛隊=を選出。9月の杭州アジア大会代表7人も出そろった。

 冨田が痛みに耐え、執念で2度目の頂点に立った。同じ所属で互いに手の内を知る橋本との決勝。我慢強く指導3を引き出して反則勝ちを収め「ホッとしてます」と胸をなで下ろした。

 2日の全日本選抜体重別選手権を制したが、決勝で右手を負傷した。じん帯損傷、けんしょう炎などの診断が並び「やばいなと思った」。大会まで2週間は乱取りができず、痛み止めの注射を2度打ってバイクなどで汗を流すのが精いっぱいだった。試合に出られない状態ではなかったが「出ないというのが一番ダメ」と強行。再三の激痛に耐え、5試合を戦い抜いた。

柔道の全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たし、皇后杯を手に笑顔を見せる冨田若春(代表撮影)
柔道の全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たし、皇后杯を手に笑顔を見せる冨田若春(代表撮影)

 初出場で2位となった昨年6月の世界選手権後、両膝を手術した。畳に戻るまで半年間を要した試練を乗り越え、2月のGSパリから国内外3連勝。この階級は東京五輪女王の素根輝も控える。24年パリ五輪代表争いへ「世界選手権で勝ってアピールしたい」と闘志を燃やした。(林 直史)

全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たした冨田若春(上は橋本朱未=代表撮影)
柔道の全日本女子選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たし、皇后杯を手に笑顔を見せる冨田若春(代表撮影)
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