57キロ級・芳田司、無差別初挑戦で2勝に会場から拍手「すごく楽しかった」…全日本女子選手権

芳田司
芳田司

◆柔道 皇后杯全日本女子選手権(17日、横浜武道館)

 体重無差別で争われ、女子57キロ級で東京五輪銅メダルの芳田司(コマツ)は3回戦で高橋瑠璃(山梨学院大)に8分38秒、大外刈りで技ありを奪われ、優勢負けを喫した。昨年の全日本選抜体重別選手権78キロ超級2位の高橋は体重103キロ。芳田は62キロで臨み、41キロ差がある相手に奮闘したが及ばなかった。

 今大会は五輪代表として推薦で初めて挑戦した。これまでは「出ない選択をしていたけど、五輪で心境が変わった。けがをしてしまう可能性も考えたけど、それでも挑戦してみたい気持ちが出てきた」と明かす。1回戦は63キロ級の高橋瑛美(仙台大)に優勢勝ちし、2回戦は70キロ級の鈴木胡桃(環太平洋大)に12分56秒の激闘の末に指導3つを奪って反則勝ちを収めた。無差別の戦いで堂々の2勝。3回戦を終えて畳から引き上げると、観衆から温かい拍手が送られた。

 五輪後初戦だった2日の全日本選抜体重別大会は決勝で敗れた。当時は「日本で勝たないと世界にも行けない」と表情が曇りがちだったが、階級が上の相手に対し得意の内股で果敢に仕掛けるなど、積極性を取り戻したこの日は「攻めまくるというか、細かいことを考えずにシンプルに技に入れた」と晴れやかだった。

 自身の階級での戦いに生かせる点もあったという。「個人戦につながる試合。自分より大きい相手とするのはすごく楽しかったし、気付きが多かった。本当にいい経験になった」。次回以降の出場にも「挑戦したいなと今のところ思っています」と意欲を見せた。

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