壺井達也が銅メダル「食らいついていけるように」…文武両道の神戸大生、来季はシニア

スポーツ報知
壷井達也

◆フィギュアスケート 世界ジュニア選手権 第3日(16日、エストニア・タリン)

 男子でショートプログラム(SP)5位の壷井達也(神戸大)はフリー3位の154・67点をマークし、合計233・82点のともに自己ベストで銅メダルを獲得した。「この世界ジュニアという舞台で3位に立てたことをとても嬉しく思っている。今季いろいろな面で自分自身成長することができたと思っているので、来季に向けてそれをつなげていきたい」と笑顔を見せた。

 冒頭の4回転サルコーを決めると、その後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそろえてみせた。「4回転サルコーは、自分の中でも満点の評価ができるくらいきれいに降りることができた」と納得の表情だった。

 昨年4月に神戸大学に入学。国際人間科学部に籍を置き、文武両道を目指している。「去年受験でスケートから離れていたこともあって、今シーズン初めの方の試合は思うように演技ができないことが多かった。オフシーズンの4月から8月まで中野(園子)先生の元で厳しい練習をしてきて、それがシーズン後半の全日本だったり今回の試合につながってきた」。同じ中野園子コーチに師事する北京五輪銅メダル、世界選手権金メダルの坂本花織や、四大陸選手権金メダルの三原舞依(ともにシスメックス)から刺激を受けながら、練習を重ねてきた。

 来季からシニアに転向する。「日本ではシニアに上がると強い選手がたくさんいる。羽生(結弦)選手、宇野(昌磨)選手、鍵山(優真)選手はじめ、そういった世界のトップで戦っている日本のシニア選手にしっかり食らいついていけるようにオフシーズンの間、練習をしていきたい」。

 会見で尊敬するスケーターを問われ、羽生結弦(ANA)の名前を挙げた。「羽生選手の演技はスケーティングの中にジャンプが溶け込まれていて、あとは音楽との調和性という部分でも素晴らしいなと感じている。北京五輪で、まだ誰も成功したことがない4回転アクセルにチャレンジするという姿勢に本当に感銘を受けた」と語った。

 銅メダルの他にも、たくさんの収穫があった。優勝したイリア・マリニンの4回転ルッツは「生で見たらすごい迫力」だった言う。「今はサルコーしか跳べないが、トウループだったりループだったり、他の種類の4回転も習得したいなという思いを、世界ジュニアに出場することによって得ることができた」。シニア1年目の来季へ、新たな4回転の完成を目指していく。

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