◆陸上 ▽日本学生個人選手権 第2日(16日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)
女子100メートル決勝が行われ、東京五輪代表で甲南大の青山華依(2年)が11秒50(追い風1・0メートル)で優勝した。準決勝は11秒47(追い風2・0メートル)の大会新記録、学生歴代5位をマークして他選手を圧倒。「すごい緊張しましたけど、自分の走りができたので良かったです」と満足そうに語った。
昨夏の東京五輪は、400メートルリレーに出場した。世界の大舞台で痛感したのは「上半身の弱さ」。冬場は苦手だったウェートトレーニングに重きを置いて、「最初はシャフトの棒も持てなくて。でも重りもつけられるようになってきたので個人的には結構強くなってきたと思います」とにっこり。強化はしっかりと競技の結果に直結し、「後半に焦らず走ることができるようになった」と手応えを明かした。
シーズン初戦で大会新記録をたたきだし、今季もオリンピアンは好調な様子。「追い風2・0メートルで11秒47が出せたので、無風でも出せるようにしたい。4台が出たので、次は3台を目指して頑張ります」と確実な目標を定めた。