◆JERAセ・リーグ 広島3―2中日(16日・マツダ)
中日が今季初の5連勝を逃した。
2回に先発・岡野がプロ初ヒット&初タイムリーを放ち、2点を先取したが、3回にマクブルーム、坂倉に連続適時打を許して降板。3回以降は得点できず。9回も敵失絡みで二塁まで走者を進めたものの、栗林の前に3三振と力勝負でねじ伏せられた。立浪和義監督は改めて打線の奮起を促した。以下は一問一答。
―岡野は自らタイムリーも打ったが
「結果的にあそこの3点だけで。(1死二、三塁からの)小園の四球がもったいなかったですね。当たっていない(状態が良くない)のに。結果あれが1点で終わるかもしれないところが3点になってしまった。打たれたのも結局、カウント悪くして高いボールなんで。そのへんを克服していかないとね」
―小園は3ボールにしてしまったところが
「あそこで点を取られたくないというのは分かるんですけど、どんどん勝負いかないと。(勝負に)いってもし最悪外野フライとかで1点だったら、まだ1点勝ち越している状態で、あの回終われた可能性もあるんですけど、あの四球から3点だったんで。本人が一番分かっているでしょうけど。もちろん勝負しにいった中でなかなかストライク先行できなかったというのがね。今日の岡野の反省かなと思います」
―小園の初球が暴投になったのも自らを苦しめた
「そうですね。そのへんはありますけど、2点、自分でたたき出しているしね。その後、投手が踏ん張って。今のうちは敗戦処理的な投手はいないんで。明日も勝ちパターンでつなげるような投手がいるしね。やっぱり打つ方が結果的に、ピッチャーの2打点だけなんでね。点取れないと勝てないということですよね」
―相手先発の大瀬良に対してはどうだったか
「当然、良い投手ですから、真っすぐと外のカット、スライダーですか。そんなにインコースがあったわけではないんで、あれをもうちょっと狙っていかないといけなかったかなと思いますね」
―3回も走者ためて阿部の併殺打で終わった
「やっぱりバッティングカウントってチャンスの時は変化球が多いんでね。それを狙っていくとか。(2ボール0ストライクから)真っすぐが来てもまだ2ボールと1ストライク。もう少しバッティングカウントでね。当然、漠然と振っているわけではないんですけど、ちょっと腹くくってスライダーを狙うとか、そういったところもやっていかないと。いい投手になればなるほどチャンスでは打てるわけではないんで。もう少し一つの球種を絞るとか考えていかないといけないなと思います」
―岡野は菊池涼の打球を足に受けたのが大丈夫なのか
「多少はね、あれだけ当たっているわけですから影響はあったでしょうけど、投げている以上はそんなことは言えない。当然、本人も勝ちをつけるために最低5~6回までは投げようと思ってやっている。いずれにしても今日は点が取れなかったという話ですよね。今日はじゃない、今日もやね」
―先発が5回持たなかったのが初めてだった
「全員が全員そうはいかないと思うんですけど、ローテーションに入るためにはもっと強くなっていかないとね」
―課題のビジターでは一つ負け越している
「まあビジターではやっぱりバンテリンドームよりも防御率が上がる。打線がこのように打てなかったら、このような形になる。今日に関して言えば投手も後はゼロに抑えた。打てなかった。点が取れなかったということですよね」
―ビシエドは試合前にリナレスコーチとも話をしていた
「2打席目ちょっといい感じで久しぶりに雰囲気出たんですけどね。前にさえいかなければあれだけのバットスイングがあるので、見ていて期待できる。早く試合の中でつかんでもらいたいなと思いますけどね」