全日本柔道連盟は14日、男子の強化委員会を開き、9月の杭州アジア大会日本代表に東京五輪金メダリストで73キロ級の大野将平(旭化成)、100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺大職)ら6人を選んだ。10月の世界選手権(ウズベキスタン・タシケント)代表補欠も兼ねる。100キロ超級は29日の全日本選手権後に決める。
アジア大会は開催日程が近い世界選手権代表以外から選考され、大野とウルフは昨夏の五輪以来、実戦出場がなかったが、これまでの実績が重視された。強化委員会では複数の階級で議論が起こり、60キロ級で4月の全日本選抜体重別選手権優勝の古賀玄暉(旭化成)を推す声も多かったが、賛成13、反対7で2月のGSパリ大会優勝の永山竜樹(25)=了徳寺大職=に決まった。都内で取材に応じた鈴木桂治監督は「全階級で金メダルという目標を持って選考した」と語った。
◇アジア大会男子代表
▽60キロ級 永山竜樹(了徳寺大職)
▽66キロ級 田中龍馬(筑波大)
▽73キロ級 大野将平(旭化成)
▽81キロ級 佐々木健志(ALSOK)
▽90キロ級 村尾三四郎(東海大)
▽100キロ級 ウルフ・アロン(了徳寺大職)