山下泰裕氏 プーチン大統領に失望「変わってしまった。全くの別人」

スポーツ報知
取材に応じた山下泰裕氏

 全日本柔道連盟会長の山下泰裕氏が12日、都内で取材に応じ、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領を批判し、失望の言葉を並べた。総本山の東京・講道館を訪れたこともあるプーチン氏とは、柔道を通じて交流があったが「大きく変わってしまった。全くの別人。今のプーチン大統領に柔道家のイメージを重ねるのは難しい」と口にした。

 山下氏は11日に自身の公式サイトで声明を発表。「柔道家であるプーチン大統領によるロシア軍の侵攻のニュースを聞くにつけ、心を痛めてきた。これらの行為は柔道の精神、目的に完全に反する。全く容認することはできない」と断じていた。

 現在のやり取りについて問われると「全くございません」と答えた。来日した際も、柔道会場以外でのやり取りはなく「メールなどの個人的なコンタクトをしたこともない。あくまでも接点は柔道」と強調。「本当の柔道家でありたいと思ったら、強さだけでなく、嘉納治五郎先生の『精力善用』『自他共栄』という精神、視点を忘れずに我々は行動していこうと。世界の柔道家に、そういった理解が少ないとしたら、それは我々の責任」と述べた。

 日本オリンピック委員会(JOC)の会長も務める山下氏はこの日、「一柔道家として」私見を述べた。侵攻開始から1か月以上が経過した時期に声明を発表したことについて「私の専門は柔道、スポーツ。専門外の国際政治に口を突っ込むべきではないと考えていた。昨今の非人道的な行動の数々を報道で見て、たとえ効果が無くても一個人として、一柔道家として、メッセージを出すべきだと思った」とし、「この行為は許されるべきではない。一日も早く侵攻がやむこと、これ以上の犠牲者が出ないことを心から祈っている」と語った。

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