◆第40回ニュージーランドトロフィー・G2(4月9日、中山競馬場・芝1600メートル=良)
3歳マイル王を決めるNHKマイルC・G1(5月8日、東京・芝1600メートル)の優先出走権が1~3着馬に与えられる重賞は11頭によって争われ、武豊騎手とコンビを組んだ3番人気のジャングロ(牡、栗東・森秀行厩舎、父モアザンレディ)が、外から迫った1番人気のマテンロウオリオン(横山典弘騎手)にゴール前で並ばれても抜かせない勝負根性を発揮して重賞初挑戦初制覇を飾った。
勝ち時計は1分33秒5。
2着のマテンロウオリオンは勝ち馬に頭差。そこから1馬身半差の3着には6番人気のリューベック(吉田隼人騎手)が入った。
武豊騎手「スタートはいつも早い馬なので、今日も自然とハナかなと思っていたんですけど、道中ムキにならずに走ってくれたのでそれはよかったですね。いったん出られたんですけど、最後差し返してくれて。この距離でもやれたことは大きいですね。きょう勝ったわけですから距離は問題ないと思いますし、あとはもう少しペースに幅が出ればもっといいと思います。この距離をこなせたことは大きいと思うので、次も楽しみです。(自身も今年重賞2勝目で)あすも頑張ります」