日本海オセアンリーグ・石川ミリオンスターズが今季初勝利 斎藤佑樹氏は人生初の始球式

始球式を行った斎藤氏
始球式を行った斎藤氏

◆日本海オセアンリーグ 石川6-1富山(9日、金沢市民野球場)

 石川ミリオンスターズのホーム開幕戦が9日、金沢市民球場で行われ、6-1で富山GRNサンダーバーズに快勝した。試合前には、ゲストの斎藤佑樹氏(33)が始球式を行い、スタジアムを盛り上げた。斎藤氏は「始球式をしたのは人生初ですかね。こういう機会はなかったので、変な緊張をしました」と、さわやかな笑顔を浮かべた。

 圧巻の1失点完投勝利を見せたのが、181センチの148キロ右腕、石本光紀(24)だ。力強いストレートと切れのある変化球をテンポ良く投げ込み、2安打、9奪三振と好投。試合前には憧れの斎藤氏から声をかけられてモチベーションもアップした。「甲子園で田中将大さんと投げ合う姿をテレビで見て、すごく感動しました。(始球式の後)マウンドで『頑張ってね』とエールをもらって気合いが入りました」と笑顔。5回1死三塁では右犠飛で失点したが、6回以降はノーヒットで圧倒した。

 徳島県出身で、日本福祉大を卒業後は西濃運輸に入社。都市対抗野球出場にも貢献したが「一度きりの人生なので、後悔することなく、自分の夢を追いかけたい。甘えない様に自分を追い込んで、厳しい世界に来ました」とNPB入りを目指して、独立リーグへの道を選んだ。石本は「自分の持ち味は粘り強い投球です。先発の柱として、負けない投球をしていきたい」と意気込む。

 7番、三塁手として、試合を盛り立てたのが、後藤光尊兼任監督(43)だ。3日の福井戦で途中出場し、この日は初のスタメン出場を自ら決断。「若い選手のアピールの場を奪ってまで試合に出る訳ですから、その責任を背負ってプレーしている」と真剣勝負。2打数無安打と結果は出なかったが、鮮やかな守備で勝利に貢献した。毎日の練習の時から、野手と一緒に打撃や守備練習をこなしてきた。試合に出場したのは楽天時代の2016年以来で、ブランクも感じたというが「目の衰えは感じていない。(監督をしながら)ピッチャーの投球や表情を近くで見れるし、いろんな可能性を感じている。また機会があればスタメンで出場したいし、全ては挑戦です」と気持ちを新たにした。試合後は石本からウイニングボールを手渡され「こんな経験も初めてで、大事にしたい。石本にサインを書いてもらおうかな」と照れくさそうに振り返った。

 シーズン開幕から3試合を終えて、1勝1敗1分となった。試合を視察した斎藤氏は「すごくレベルの高い選手が多い。技術的、体力的にもNPBで活躍できる選手はたくさんいるんだろうなという印象を持っています」と期待すれば、「チームとして1勝できて、これで落ち着いてプレーできると思う。力のある選手が揃っているので、ベストの状態で挑みたい。最終的に勝ち点の一番多いチームになりたい」と指揮官。ベンチ内外で先頭に立ちながら、リーグ優勝と、選手のNPB入りを後押しする。(中田 康博)

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