山中慎介氏 全てがそろっているゴロフキン 村田が対抗するには下がらないことが鉄則だ

スポーツ報知
前日計量を終え、互いの健闘を誓う村田諒太(右)とゲンナジー・ゴロフキン(代表撮影)

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界ミドル級(72・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBAスーパー王者・村田諒太―IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(4月9日、さいたまスーパーアリーナ)

 WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太が8日、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキンと都内で前日計量に臨み、ともに規定体重の72・5キロで一発クリアした。新型コロナウイルスの抗原検査ではともに陰性を示した。元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏が試合の行方を占った。

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 高校、帝拳ジムの後輩の村田がデビュー前から望んでいたビッグマッチを実現させたことはうれしいし、ゴロフキンとの試合が日本で見られるのは夢のようだ。

 ゴロフキンは重く硬いパンチ、頑丈な体や並外れた体力と全てがそろっている。試合でもスパーリングのように力みなく臨み、中間距離を保ちながら、相手が懐に入り込むようならジャブで突き放し、多彩なパンチで倒しまくってきた。

 村田が対抗するには下がらないことが鉄則だ。序盤から前に出て、ボディーが入る展開になれば、自分が打ちたいパンチも出せ、手数も出てくる。ゴロフキンの打撃はガードの上からでも効くので、防御ではガードを固めたり、機敏に体を動かすなどして、威力をそぎたい。粘っこい戦いで消耗戦に持ち込みたい。

 序盤から飛ばせば、オーバーペースになり、12回まで持つか分からない。それは本人も覚悟しているはずだが、前に出られないと何も始まらない。実績から考えれば不利な予想になるだろうが、ここは日本。ファンの応援は村田にとって力になるはずだ。(元WBC世界バンタム級王者・山中慎介)

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