暴力団など社会問題を扱った著書で知られる作家の宮崎学さんが3月30日に死去していたことが3日、分かった。76歳だった。死因は老衰。葬儀、告別式は故人の遺志により行わず、親族らで既に火葬を済ませているという。
宮崎さんのスタッフは公式フェイスブックで、近年は体調が優れなかったことを明かした。また、準備中だった新刊については進行予定とし、しのぶ会の開催などについては未定としている。
宮崎氏は、週刊誌記者を経て、1996年に自伝的著作「突破者」でデビュー。84~85年に起きた食品会社を標的にした脅迫事件、グリコ・森永事件では「キツネ目の男」と疑われ、参考重要人として警察の事情聴取を受けたことがある。
2001年には、参院選比例区に新党・自由と希望から出馬。落選した。