柔道60キロ級東京金の高藤直寿準Vにもサバサバ「よく短期間で仕上げた」

スポーツ報知
男子60キロ級決勝で古賀玄暉(右)に敗れた高藤直寿(代表撮影)

◆柔道 ▽全日本選抜体重別選手権(3日、福岡国際センター)

 男子60キロ級決勝で、東京五輪金メダルの高藤直寿(パーク24)が古賀玄暉(旭化成)に出足払いで一本負けした。2分1秒、古賀の右足側に伸ばした左足を思い切り払われ、べったりと畳に背中がついた。天井を見上げ、「脇を持って様子を見ようと思っていたら、やられちゃいましたね。古賀選手強かったな、って。それだけです」と潔く認めた。

 昨夏の東京五輪後はイベント、テレビ出演に引っ張りだこで多忙を極めた。練習再開は今年1月。準備期間が短いため「練習を詰めすぎて腰痛や細かい指のけが、肩とか」と故障が相次ぎ、実質1か月半ほどの調整で試合に臨んだ。「気持ちがなかなか盛り上がらないこともあった。よく短期間で仕上げたなと自分でも思う」と振り返った。

 それでも畳に上がったのは「金メダリストが出ないと」という責任感から。テレビ出演などのオファーも柔道金メダリストの肩書きがあってこそ。「柔道選手として試合に出ないのは、ないな、と思った。何が何でも出る」と決めてのことだった。決勝で敗れはしたが「柔道は最高に楽しいな」と再認識できたのは収穫だった。

 大会後の選考を経て、世界選手権(10月・タシケント)の代表に選ばれ、再びパリ五輪への道を歩み出す。その前に29日には体重無差別で争う全日本選手権に出場する。出場を決めたのも「金メダリストの役目」だから。「試合を観に行きたいというファンの方がすごく多くて。それに応えるのが役目。無謀な挑戦だと思うが、挑戦する大事さが伝わったらいいな」という思いで挑む。

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