近畿大学の入学式が2日、大阪・東大阪市のキャンパスで行われ、音楽プロデューサーのつんく♂、霜降り明星・せいやがゲスト出演した。
つんく♂は2014年から6年連続で同校の入学式をプロデュース。2年ぶりに対面での入学式に出席し「つんく♂からの新入生最初のゼミナール」を開催。5分間の講義で「一番大事なことは情熱」と述べた。式典後囲み取材に応じつんく♂は雰囲気について「学生たちが高校生活や受験の中で、僕ら大人では感じられないジレンマの中で生活してきたんだろうなってのを感じました。今からそれを、バーンと解放させてやるぜ! みたいなパワーを感じましたね。なので、それを応援してあげたいなって思いました」と笑顔を見せた。また、学生時代にバンド活動を有意義にできたことにも感謝。「4年で卒業できたことにも感謝です。単位ぴったりでした」と苦笑いを浮かべた。
霜降り明星・せいやは、この日体調不良で欠席したゆにばーす・川瀬名人から「40度の熱が出てる。頼むぞ」と連絡があったことを明かした。せいやは、学生時代の思い出に生駒祭を挙げ「漫才のNO1を決めるんですけど、近大でNO1は、M―1優勝よりうれしかった。粗品に怒られるんですけど(笑い)。近大の良さが出ています」と学校をあげてのお祭りを懐かしんだ。
ロンドン五輪競泳女子100メートル背泳ぎ銅メダリストの寺川綾さんも、新入生を祝福。「迷ったらまずやってみる。常に前を向いてチャレンジすることは、近大の4年間で学んで生かされています」と話した。また、もし学生時代に戻れるなら「水泳の時間が多くて、学内の施設をたくさん使う機会がなかったので、利用したいです」と充実したキャンパスを誇らしげに語った。
入学式は新型コロナウイルス感染対策のため、午前と午後の2回に分け、各4000人ずつの合計8000人が出席した。