◆カタールW杯1次リーグ組み合わせ抽選会(1日、カタール・ドーハ)
カタールW杯の1次リーグ組み合わせ抽選会が1日(日本時間2日未明)、ドーハで行われ、日本はE組に入り、10年南アフリカW杯優勝のスペイン、4度優勝のドイツ、ニュージーランド対コスタリカの勝者と対戦することが決まった。今大会の1次リーグで唯一優勝経験のある国が2つ入る厳しい組となった。森保一監督(53)は「どこと当たるんだろうとワクワクして見ていましたが、優勝経験のあるスペインとドイツと一緒の組になり、非常にいい相手と戦えると思っています」と話した。
FIFAランク23位の日本は、11月23日の初戦で同12位のドイツと対戦。今回は第2ポットだが、欧州予選では9勝1敗と圧倒的な強さで出場権を獲得した。ブラジルの最多5度に次ぐ、4度の優勝を誇るチームの印象について「監督が変わって、バイエルンの選手を中心に非常に強いチームかなと思っています」と語った。
同27日の第2戦は、ニュージーランド対コスタリカの大陸間プレーオフの勝者と対戦。コスタリカは、18年9月に森保ジャパンが発足して最初の試合で対戦し、3―0で勝利。南野、伊東、オウンゴールで3得点を奪っている。ニュージーランドは、森保ジャパンになってからA代表での対戦はないが、昨夏の東京五輪の準々決勝で対戦。延長でも0―0で決着がつかず、PK戦の末に勝利した。
12月1日の最終戦ではスペインと対戦。A代表では01年に戦ったのが最後だが、東京五輪では準決勝で対戦し、0―1で敗れている。スペインの印象について「ルイスエンリケ監督がスペインのサッカーを具現化するための選手たちを率いていて、素晴らしいサッカーをしている」と語った。
今回の舞台はカタール・ドーハ。選手時代には、93年の米国W杯最終予選のイラク戦で後半ロスタイムに追いつかれ、目の前でW杯出場を逃すドーハの悲劇を経験した。「我々はベスト8以上に行くという目標を持っている。ドーハの悲劇でW杯出場の夢をつかみとれなかった場所ですけど、今回は監督として臨んで、ドーハの歓喜に変えたいと思います」と力強く言い切った。