プロボクシング統括のJBCが財政難で解散、ボクシング興行開催には支障なし

スポーツ報知
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 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)は31日、財政難のため解散すると発表した。この日行われた理事会で報告された。理事は全員退任となる。評議員、監事は結了するまでは続けて任務に当たる。

 理事会、評議員会後にリモートで記者会見を開いたJBCの永田有平理事長によると、新型コロナウイルスの感染拡大による収入激減で、純資産が2年連続で300万円を下回ったという。今後は清算財団に移行し、代表責任者は永田理事長(清算人は3人)。ただし、法人継続を目指していくとしており、名称は財団法人日本ボクシングコミッションのまま。永田理事長は「清算が結了するまでに再建策を構築させたい」と話した。

 今後は支援先を探し、協議していく。結了するまで“猶予期間”は1年とされ、成富毅本部事務局長は「スピード感をもってやる予定」という。JBCによると、清算手続きは4月1日から始まるが、少なくとも現在実施が決められている興行に関しては支障がないという。「ボクシングは止めない」という方針のもと、全国のジム会長らで構成される日本プロボクシング協会のサポートも仰ぐ。

 JBCは新型コロナウイルスへの対応などのため、令和2年度(2020年末)の正味財産が約2500万円のマイナスとなるなど財政が悪化。今回の解散には直接関係ないが、元世界王者の亀田3兄弟側が国内試合ができなくなったとして損害賠償を求めた訴訟で、今年2月、東京高裁から一審の計4550万円の倍額以上となる計1億円10万円の支払いを命じられたことも財政難に拍車をかけた。JBCでは清算法人の期間中に賠償金を支払うよう努力をするという。

 永田理事長は「純資産300万円が必要。他にも色々な方法があるので、社団法人を設立したが、まずは財団法人復活に全力を尽くしたい。それがベストだと思う。再建計画を認めてもらい、スポンサーを募っていきたい」と話した。

 JBCは1952年(昭和27年)4月21日、日本プロボクシング協会の推載により日本で行われる全てのプロ・ボクシングを統轄するために1国1コミッションの方針のもとに設立された。78年に財団法人化され、2013年に一般財団法人へ移管された。

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