桜舞い散る公園で 至福の1杯 最高です

スポーツ報知
桜満開の緑道公園で静かに一人飲み

  大阪出張から帰京した時、桜が満開だった。自宅裏の緑道公園も1年に1度のお色直し。胸躍らせて桜道を歩いた。花見の宴会が禁止になっているので大好きな焼酎と氷の入ったグラスを持っての一人酒。今回は「赤霧島」をチョイスした。宮崎・都城市にある1916年創業の霧島酒造が誇る人気ブランドだ。

 「赤」は「ムラサキマサリ」というサツマイモを使用している。その結果、口当たりがまろやかでフルーティーな味わいに仕上がっている。桜の季節にはピッタリのお酒だ。今回はロックで飲んだ。芋焼酎の深みの中に少しだけ感じる甘みが口の中で広がった。

 ベンチに座っているとグラスの中に桜の花びら入ってきた。なんとも風情のある光景ではないか。この地に自宅を構えて30年以上になる。これまで引っ越しを考えたことは1度もない。1年に1度、桜道での桜飲みができるからだ。

 近くの公園で真新しいカバンの幼稚園児が楽しそうに遊んでいた。その姿を見ていると30年前の光景がよみがえってきた。長男の幼稚園の入園式の時、会社のM先輩と会った。M先輩の息子さんも同じ幼稚園に入園したのだった。

 運動会では「開門と同時に行って」と女房に頼まれ、レジャーシートを持って早朝から場所取りに並んだ。1番乗りを狙ったのに、結果は2番。1番乗りはM先輩だった。M先輩は「昨日の夜9時から並んでいた」という。酒が大好きで、酒の失敗は数知れずの古き良き時代の新聞記者。「居酒屋で飲んでいたらオレのことだからどうなるかわからないだろう」という理由で幼稚園の前で朝を迎えた。心温まる光景。酒が原因で全てを失う結末を誰が予想できただろうか。

 そこで一句。

 桜道 

  グラス持つ手に

       涙散る。

 昇格ですか、降格ですか。
夏井いつき先生、お願いします。(今関 達巳)

 

 ◆霧島酒造 人気シリーズで最も有名なのは「黒霧島」だろう。黒麹仕込みが一般的になる先駆けにもなった一品だ。その他では「白霧島」、「茜霧島」、「虎斑霧島」などが人気になっている。2018年からは2年連続して米国のアカデミー賞授賞式後のパーティーでドリンクとして採用された実績もある。

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