◆第52回高松宮記念・G1(3月27日、中京競馬場・芝1200メートル=重)
国内屈指のスプリンターが集まった春のG1シリーズ開幕戦は、丸田恭介騎手とコンビを組んだ8番人気のナランフレグ(牡6歳、美浦・宗像義忠厩舎、父ゴールドアリュール)が、G1初制覇を飾った。勝ち時計1分8秒3。
際どい首差の2着は5番人気のロータスランド(岩田望来騎手)。さらに鼻差の3着には17番人気のキルロード(菊沢一樹騎手)が続き、3連単は278万円4560円の大波乱となった。1番人気に推されたレシステンシア(横山武史騎手)は6着に敗れた。
7着以下の主な陣営のコメントは次の通り
田辺裕信騎手(シャインガーネット=7着)「インが残っていたので、取りたいところは取っていけたんですけど、もう一つさらに内を通りたかったです」
秋山真一郎騎手(エイティーンガール=8着)「悔しい。最後はめちゃくちゃ伸びてる。言い訳でしかないが、外から追い込みが利かない馬場だった。リズム良く馬も落ち着いていて、去年の秋に勝ったとき(京阪杯)の感じでしたけどね」
武豊騎手(サンライズオネスト=9着同着)「ラストはきているし、思うレースはできましたね」
柴山雄一騎手(ファストフォース=9着同着)「行こうと思って出ムチをしたけどあの位置だった。逆に行けないともろいかと思ったが、その点では頑張っていた。気の悪さは出さなかったです」
荻野極騎手(ジャンダルム=11着)「楽に2番手に行けて、直線に向いたときも余力を感じる勢いだったんですけどね。一瞬勝てるかなという感じだった。ラストも脚も使っているんですけどね」
安田隆行調教師(ダイアトニック=14着)「ゲートで気持ちが入りすぎて、スタートを出ることができなかった。今日はそれに尽きます」
松岡正海騎手(クリノガウディー=16着)「余裕はなかったですね。いい馬なんですけど、使った後に良くなりそうだなと感じました。4角でアラアラでしたね」
亀田温心騎手(レイハリア=17着)「できればハナに行きたかったけど、レシステンシアが速かったですね。直線は外に出したが、最後の1ハロンで締められて窮屈になって、一気に怖がる感じになりました」