【女子野球】沖縄県勢初勝利ならずも「自分たちが、その道を作ったのだと気づいてもらえれば」高校選抜大会が開幕

スポーツ報知
試合前、拳を突き上げて気勢をあげる南部商ナイン(カメラ・軍司 敦史)

◆第23回全国高等学校女子硬式野球選抜大会第1日 ▼1回戦 日本ウェルネス4―0南部商(26日、埼玉・加須きずなスタジアム)

 女子硬式野球の全国選抜大会が26日、埼玉県加須市で開幕。初めて東京ドームで行われる決勝(4月3日)に向け3球場で1、2回戦計11試合が行われた。

 開幕戦はともに初出場の日本ウェルネス(東京)と南部商(沖縄)が対戦した。那覇南・八重瀬町に位置する南部商は昨年、沖縄県内初の女子硬式野球部を創部、野球だけでなくソフトボールやバレーボール経験者などの12人が中学硬式野球チームなどと練習試合を重ね力をつけてきた。昨年8月の全国デビュー戦「第12回全国高等学校女子硬式野球ユース大会」では、福井工大福井との初戦を1―11のコールド負け。沖縄県勢1勝を目標に今大会に臨んだ。

 この日の試合は先発の金城結愛(2年)は2回まで無安打に抑えたが、3回に4連打を浴び4失点。一方で5安打を放つも得点には結びつかず、0―4で悲願の初勝利はならなかった。しかし具志飛馬監督(34)は「夏と比較にならないくらい成長しました。対外試合もほとんど出来ない中で、相手に襲いかかることを表現してくれたので大したもの。準備してきたことを全て出せたと思います」とナインをたたえた。

 開会式で「日ごろから指導してくださる先生方、仲間、家族、応援していただいている多くの方々に元気と感動を届けられるよう、最後まであきらめず勇気を持って戦い抜くことを誓います」と宣誓した主将の仲宗根莉麻(3年)は、具志監督が今月いっぱいで転勤することを明かして「自分たちのためにつくしてくれたので監督には感謝してもしきれない。最後に1勝をプレゼントしたかった」と涙をこらえて言葉を絞り出した。具志監督は「好きな野球が(県内の)高校でもできるようになった。やがて来る後輩たちを見て、自分たちが、その道を作ったのだと気づいてもらえれば」と、県内女子野球の先駆者である教え子に思いを託した。

 27日は2回戦11試合が行われる。

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