U―21日本代表デビューのデュッセルドルフDF内野貴史「100%やることだけ意識」

◆ドバイ杯 U21日本 1―0 U23クロアチア(23日、UAE・ドバイ)

 24年パリ五輪を目指すU―21日本代表がU―23クロアチアに1―0で勝利し、初陣を白星で飾った。後半36分に途中出場のFW小田裕太郎(神戸)が決勝点。世代別代表に今遠征で初招集されたDF内野貴史(デュッセルドルフ)がデビューを果たした。

 後半開始から右サイドバックで途中出場。「素直に日の丸を背負って戦うのは目標にしてきた。自分の中での目標が達成できてうれしかった」と笑顔がはじけた。

 J2千葉の下部組織から渡欧し、ドイツ2部・デュッセルドルフで12日にデビューしたばかり。大岩剛監督も「旬な選手は積極的に招集したい」「最近のプレーを見て判断した」と期待を寄せていた。日の丸デビューという一つの目標は成し遂げたが「日本でもドイツでも何も成し遂げてるわけではない。上に向かってる途中で失うものはないと。ただ100%やることだけ意識して試合に入った」とすべてをぶつける覚悟でピッチに立った。

 内野が自信を持って全面に出したいと語るのはメンタルの要素だ。「日の丸をつけて戦う以上、どれだけチームのために、国のために戦えるかが大事」と強調。その上で「今日の試合だと足りないと外から見て思った。チームにミスしてもやろうというメンタルを落とし込みたい」と語り、ゲーム運びについても「時間も難しいけど、1点入れた後にもう1点取る姿勢が足りないと。試合状況もあるけど、もっと貪欲にゴールを目指す姿勢を見せられれば」とさらなる高みを見据えた。

 中2日でU―23カタール戦に挑む。新たな一歩を踏み出した21歳は、「まず日本代表で出ている以上は結果が求められるので、絶対に勝つことを意識して、そのためにチームでいい準備をしたい」と表情を引き締めた。

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