◆ドバイ杯 U21日本 1―0 U23クロアチア(23日、UAE・ドバイ)
パリ五輪世代のU―21日本代表は、U―23クロアチア代表を1―0で下し、大岩剛監督体制の初陣を飾った。大岩監督は「過酷な気候、暑さの中で、選手が考えたプレーをしてくれた」と選手たちをねぎらった。
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序盤から相手ゴールに攻め込むも、なかなか得点が奪えず。それでも0―0で迎えた後半36分、MF荒木遼太郎(鹿島)の浮き球のパスに抜け出したFW小田裕太郎(神戸)が相手GKを冷静にかわし、右足で決勝点を挙げた。
チャンスを作るもののゴールが遠い展開が続く中で、試合を決める価値ある1点に。得意のドリブルだけでなく、スピードを生かした背後への飛び出しを含めた積極的な仕掛けの姿勢が実を結んだ。
小田は「仕掛けの部分はJリーグでも出来ていたので、それにプラスアルファして結果を出すことを意識していた。0―0で決めきれない状況だったので、仕掛ける部分で違いを出して、ゴールだったりアシストだったりで結果を出したいという強い気持ちでプレーした」と途中投入された際の心境を明かし、「遼太郎にボールが渡ったら裏に抜けようという意識だった。裏にいいボールが来たので、(荒木と)意思疎通が取れていたかなと思います」とゴールシーンに手応えを示した。