中村憲剛氏、豪州戦は堅い試合ができる森保監督の戦い方に向く

中村憲剛氏
中村憲剛氏

 サッカー日本代表は24日、W杯アジア最終予選でオーストラリアと対戦する。勝てば本大会出場が決まる一戦を前にチームは23日、試合会場で最終調整。DF吉田麻也(33)は1度も勝ったことがないアウェーのオーストラリア戦に向け、引き分け狙いを排除し、勝利で7大会連続のW杯出場を決めると宣言。出場すれば前主将のMF長谷部誠(38)=フランクフルト=に並ぶ日本歴代6位の国際Aマッチ114試合目となる主将が、日本サッカーの未来のために体を張る。

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 日本はオーストラリアの勝ち点を3上回る成績で、アウェー戦を迎える。これまでの予選8試合で得たアドバンテージであり、W杯出場に王手をかけた状況を含めて、ポジティブな要素だ。ここまで来たらモチベーションも心配ない。あとは、勝つしかないオーストラリアを相手に、90分をどう戦うか。流れを読む目と高度な戦術眼が問われる試合になるだろう。

 避けなければいけないのは受け身になること。少しでも消極的なプレーを感じ取った相手は「いける」と思い、観衆を含めてスタジアムに「勝てる」という空気が出来上がる。後ろの選手が今、チャンスだから飛び出すべきなのか。カウンター攻撃を受けるリスクを考えて自重するのか。最終的には選手の判断になるが、チームとして設定するのも一つの手だ。

 本来であれば、プレッシャーを受けるのはオーストラリアの方だ。強気に来られることに一番脅威を感じるし、いつも通りにプレーされることを嫌がるだろう。いつも通りではないプレーの一端は、バックパス、遅れた形で止めるファウルの数、つなげられるところをつなげずに慌ててクリアする―などに表れる。強い気持ちと冷静な目を持ち、相手陣内でプレーする時間を増やすことが好ましい。

 最終予選はどの試合でも、1プレーが流れを変え、1つの判断が命取りにもなる究極の戦いになる。これまでやってきたことを表現しながら0―0で進むことをOKと思えるか。じれないこと。私は、堅い試合ができる森保監督の戦い方は向くと思う。いつも通り相手を見て戦う日本代表のプレーで、W杯出場を獲得する試合を期待したい。(元日本代表、川崎MF)

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