箱根駅伝当日変更で出番なしだった駒大・篠原倖太朗が好走連発

スポーツ報知
東海大中長距離春季記録挑戦会5000メートルで先頭を走る駒大・篠原倖太朗(左は駒大・山野力) 

◆東海大中長距離春季記録挑戦会(21日、神奈川・平塚市レモンガススタジアム平塚陸上競技場)

 男子5000メートルで、駒大の篠原倖太朗(1年)が自己ベスト記録(13分48秒57)を2秒92更新する13分45秒65で1着と快走した。SGHの佐藤悠基と鈴木塁人が3000メートルまでペースメーカーを務めた好機を生かし、日本学生個人選手権(4月15~17日)の参加標準記録(13分47秒00)を突破したが、篠原は「標準記録は最低限の目標。13分40秒を切りたかったです」と満足することなく話した。学生が特別参加した全日本実業団ハーフマラソン(2月13日、山口市)で1時間40秒の日本人学生最高記録をマークした駒大の山野力主将(3年)が13分57秒32で2着だった。

 篠原は今年の箱根駅伝で6区に登録されていたが、当日変更で佃康平(4年)に代わり、出番なしに終わった。しかし、その後、全日本実業団ハーフマラソンで日本人学生歴代5位となる1時間1分1秒と好走。さらに2週間後の日本選手権クロスカントリー10キロ(2月26日、福岡市)でも29分12秒で7位と健闘した。今春、駒大に入学する佐藤圭汰(洛南高3年)に6秒差で勝ち、先輩の意地を見せた。この日も、ペースメーカーの佐藤と鈴木がレースを外れた後、残り2000メートルで先頭を走り続け、独走でゴールした。

 「箱根駅伝の後、やっと調子が戻ってきました。日本選手権クロカンでは後輩(佐藤)に負けたくない、と意識しました。出雲駅伝(1区8位)の後、故障して、全日本大学駅伝と箱根駅伝を走れず、本当に悔しい思いをしました。その悔しさが生きていると思います」と篠原は表情を引き締めて話した。レースを見守った藤田敦史コーチは「篠原は箱根駅伝には間に合いませんでしたが、継続して、いい練習ができています。これからもっと結果の残せると思います」とさらに期待を寄せる。

 連覇を狙った今年の箱根駅伝で駒大は3位。王座奪回に向けて、篠原は主力として期待される。「田沢(廉)さんには、まだまだかないませんが、少しでも近づきたい。来年の箱根駅伝は6区だけではなく、どこでも走れる準備をして区間賞を目指します」。箱根駅伝で当日変更の悔しさを力に変えて急成長中の19歳は、力強く話した。

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