【センバツ】「広陵のボンズ」4番・真鍋慧が甲子園デビューで3安打 17安打9点で史上3校目4元号勝利

3回2死一塁、広陵・真鍋慧が右安打を放つ(カメラ・岩崎 龍一)
3回2死一塁、広陵・真鍋慧が右安打を放つ(カメラ・岩崎 龍一)

◆第94回センバツ高校野球大会第2日▽1回戦 広陵9─0敦賀気比(20日・甲子園)

 昨秋の中国大会王者と北信越王者。ともにセンバツ優勝経験のある強豪校同士の好カードは広陵(広島)が強打で敦賀気比(福井)に大勝した。広陵はこれで松商学園、高松商に続き、史上3校目となる大正、昭和、平成、令和の4元号勝利をつかみ取った。

 堂々の甲子園デビューだ。“広陵のボンズ”真鍋慧(けいた)一塁手(2年)が、3安打1打点で17安打9得点の大勝発進に導いた。「甲子園が夢の舞台だったので、少し緊張した」。3回2死一塁、内角スライダーを右前にはじき返して聖地初安打。5回無死一、三塁では左犠飛で初打点を挙げ、6、8回にも安打を放った。

 真鍋が「すごいバッター」と尊敬するプロ注目の3番・内海も3安打2打点。初回1死一塁で、敦賀気比・上加世田頼希から「内角を攻められていたので、狙っていきました」と右翼線二塁打を放ち、先制パンチを浴びせた。相手にとっては恐怖の3、4番コンビが全国の舞台で躍動。中井哲之監督(59)は、自身が率いて春の日本一に輝いた2チーム(91、03年)と比べ「(実力は)そこまでいっていないが、振る力はある」と破壊力を評価する。

8回2死一塁、中前打を放つ広陵・真鍋慧(カメラ・岩崎 龍一)
8回2死一塁、中前打を放つ広陵・真鍋慧(カメラ・岩崎 龍一)

 4番として輝けるのも内海の存在が大きい。「内海さんの時に相手は神経を使うと思うので、自分に甘い球が増えてくる」。先輩がかえせなかった走者は、自分がかえすのが信条だ。

 スタンドで息子の活躍を見届けた父・隆さん(49)によれば「負けず嫌いな性格」。広島商の主将として19年夏に出場した4歳上の兄・駿(たけと)さん=法大3年=を幼少期から追いかけた。「幼稚園の時に一緒に遊んでいて『兄ができたら自分もできる』と高いところから飛び降りて右肘を骨折したこともあります」。小学1年からソフトボールを始めたのも兄の影響だった。

 21年夏の松商学園(長野)、高松商(香川)に次ぐ3校目の4元号勝利を達成し、次戦は8強入りを懸けて“2年生四天王”の一角、佐倉侠史朗内野手を擁する九州国際大付(福岡)と対戦する。「佐倉がホームランを打つ前に、打ってやろうと思っています」。負けるつもりはさらさらない。(南 樹広)

敦賀気比に快勝し、足取り軽く応援団のもとに向かう真鍋慧(左から2人目)ら広陵ナイン(カメラ・岩崎 龍一)
敦賀気比に快勝し、足取り軽く応援団のもとに向かう真鍋慧(左から2人目)ら広陵ナイン(カメラ・岩崎 龍一)

試合詳細
3回2死一塁、広陵・真鍋慧が右安打を放つ(カメラ・岩崎 龍一)
8回2死一塁、中前打を放つ広陵・真鍋慧(カメラ・岩崎 龍一)
敦賀気比に快勝し、足取り軽く応援団のもとに向かう真鍋慧(左から2人目)ら広陵ナイン(カメラ・岩崎 龍一)
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