【巨人】「サンデー赤星」誕生だ!ドラ3が開幕3戦目に先発へ…「サンデー上原」は99年に20勝で4冠

スポーツ報知
6回を投げ1失点と好投した赤星(カメラ・中島 傑)

◆オープン戦 巨人1―2楽天(20日・東京ドーム)

 巨人のドラフト3位右腕・赤星=日大=が楽天戦に先発し、6回5安打1失点の好投で開幕ローテーションへの最終関門を突破。桑田投手チーフコーチはオープン戦4試合で全て日曜日に登板してきたルーキーを、27日の中日との開幕第3戦(東京ドーム)でデビューさせる方針を明言した。1999年に新人ながら20勝を挙げ、“サンデー上原”と呼ばれた上原浩治の再来として期待が高まる。

 赤星が、真一文字だった口元を少しだけ緩ませた。4回に先取点を献上し、なおも2死一、三塁のピンチ。西川の球足の速いゴロを一塁手・中田が逆シングルで好捕し切り抜けた。「真っすぐがあまり良くなかった中でも、守備に助けられながら6回1失点でまとめられたのは良かった」。初黒星こそついたが、堂々の東京Dデビューだった。

 「サンデー赤星」の誕生だ。オープン戦4試合、全て日曜日に登板してきたルーキーは、自己最長の6回を88球、5安打1失点。次回登板も中6日で先発するかを問われた桑田投手チーフコーチは「そのつもりでいます」と明言。上原浩治がルーキーイヤーの99年に日曜の登板が重なったことから「サンデー上原」と呼ばれ、投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率)、新人王と沢村賞も受賞した。赤星も、開幕カード3戦目となる27日の日曜日、中日戦でのデビューの方針だ。

 本調子でなくてもベストを尽くした。この日は初回に2四球と、立ち上がりから珍しく制球が定まらなかった。桑田コーチから握りや回転のかけ方を学んだ“桑田カーブ”を有効に織り交ぜ、6つの三振を奪った。「真っすぐがばらついていたが、今日はカーブでカウントも空振りも取れたことが、良かった。キャンプから練習してきて、徐々に自分のモノになりつつある」。桑田コーチも、「今日はブルペンから調子が悪くて、今年見ていた中で一番調子が悪かったけど、カーブをうまく使いながら、粘ることができた。非常に収穫のあった試合」とたたえた。

 東京・世田谷区出身の右腕は幼少期、テレビや試合観戦するなら巨人戦だった。この日は小学生の頃、巨人のファンフェスタに足を運んで以来の東京D。「練習は抜きにして、試合は今日が初めてだったので。初めてのマウンドでたくさんのファンの方も来られていて、うれしいというか、すごいなと思いました」。日大野球部にはG党も多く、入団が決まると「お前の力でジャイアンツを優勝させろ」と書かれた寄せ書きをもらった。入寮時に色紙を持参し、「優勝に貢献できるようなピッチングができればいい」とプロ1年目のシーズンを見据えた。

 最終関門を突破した右腕を組み込んだ巨人の中日3連戦のローテーションは、開幕投手は菅野、第3戦にサンデー赤星を据え、2戦目は山崎伊と堀田のいずれかを起用するとみられる。巨人のルーキーでは19年の高橋優貴以来となる開幕ローテ入り。大先輩・上原のごとく、東京ドームで躍動する。(灰原 万由)

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