王座奪回の寺地拳四朗「普通に防衛とかは、もういい」 統一戦か複数階級制覇へ意欲…一夜明け会見

スポーツ報知
タイトルマッチから一夜明け、オンライン会見に臨んだ寺地拳四朗(BMBジム提供)

 プロボクシングWBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)で王座奪回を果たした寺地拳四朗(BMB)が、矢吹正道(緑)とのタイトルマッチから一夜明けた20日、オンラインで会見を行った。

 寺地は白Tシャツに濃紺のシャツを羽織り、グレーのスエットパンツ姿でリラックスした表情。一夜明けた心境を「普通に夢のようにうれしい。あまり寝られなかったので、まだ眠たい感じです」とほほ笑んだ。前日の試合後は京都市内の実家に帰り、「(興奮して)寝ようと思っても寝られずって感じで、グダグダ携帯を見ながら起きてました。試合終わったら、いつもそう。2時間ちょっとくらい寝られました」。昨年9月の前回対戦時から実家に預けていたという、愛猫・モフちゃんに会えたと明かし「癒やされました」と表情を和らげた。

 寺地は試合直後、今後について現階級での統一戦か、階級を上げる可能性について言及していた。この日は、「まだ詳しくは何も考えてないけど、とりあえずどっちかかなとは思っていて。普通に防衛とかは、もういいかなと思っています」と改めて、次のステップを踏むことを宣言。父で、同ジムの寺地永会長は次戦について「夏くらいにできて、年末にもう1回できたらいいかなという感じです。確かに拳四朗が言うように、普通の防衛戦じゃなくて、少し世間が注目するようなカードを組んでいけたらなとは思います」とイメージを明かした。

 前日の試合では接近戦を展開。これまでは巧みな左ジャブと軽快な足さばきを持ち味としてきたが、好戦的なスタイルで主導権を握り、3回に右ストレートをたたき込んでKO勝ち。試合後のリングでは「みんな、僕のスタイルにびっくりしたでしょ?」としてやったりの表情を見せた。新スタイルを確立させて返り咲いた王者は「あのスタイルも結構、気に入っていて。パンチのもらい方も結構、いいもらい方をできるし、印象的にもすごく攻めているし、いいと思った。ああいう戦い方をしていく可能性もあるし、足を使った方がいい相手には足を使う可能性もある。それはその時にならないとわからないですけど、より相手は混乱してくるのかなと思うので、ちょうどいいんじゃないかな」と、いたずらっぽく笑った。

 祝福のメッセージはインスタグラムやLINEなどがトータルで400~500件届き、「いつもよりは多いんじゃないかな」とダイレクトリマッチの反響をかみしめた。「まだ(全部を)見られてないけど、読むと(勝利の)実感が沸くし、幸せがあふれてきます」と、また笑みを浮かべた。

 昨年9月、今回と同じ京都市体育館で行われたタイトルマッチでは、当時挑戦者の矢吹が10回TKO勝ちを収めたが、その試合で故意のバッティングを仕掛けたとする疑惑を寺地陣営が主張。日本ボクシングコミッションに対して質問状を送る事態に発展し、WBCも試合の結果と内容をふまえ、ダイレクトリマッチを指示。そのため、“因縁の再戦”として、今回の試合が行われていた。

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