内山高志氏が奪冠の拳四朗を称賛「スピード戻りすごく良かった」

スポーツ報知
王者に返り咲いた寺地拳四朗(左)が内山高志氏から祝福される

◆プロボクシング ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇挑戦者・寺地拳四朗 (3回KO) 王者・矢吹正道●(19日、京都市体育館)

 WBC世界ライトフライ級1位で前王者の寺地拳四朗(30)=BMB=が、一撃で王座に返り咲いた。昨年9月に敗れた王者・矢吹正道(29)=緑=とのダイレクトリマッチ(他選手との試合を挟まない再戦)は、様変わりした好戦的なスタイルで主導権を握り、3回に右ストレートでダウンを奪取。戦意を失った王者を3回1分11秒KOで下し、リベンジに成功。故郷・京都での奪還劇に涙を流した。寺地の戦績は19勝(11KO)1敗、初防衛に失敗した矢吹は13勝(12KO)4敗。元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が一戦をひもといた。

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 本来の拳四朗が戻ってきたね。前回の状態が悪すぎたんだと思う。本調子ならいけるという手応えはあったはずで、今回はスピードも戻り、すごく良かった。

 前回はジャブのポイントを取られなかったことから、強めのパンチを打ち込み圧力をかけ続けた。初回、拳四朗が打ち込んでも、矢吹はなかなか出てこなかった。これで相手の力量を測れて、ガンガン攻めたのだろう。2回以降は、自信を持って前に出ていけたと思う。

 矢吹は下がらされ、いいところがなかった。初防衛は難しいといわれるが、決してプレッシャーだけではない。私にも経験があるが、勝利後には祝勝会などの行事も増える。必然的に調子を整えるのが難しくもなる。そういうことも含め、王者には自分に打ち勝つことが必要となってくる。

 試合後、拳四朗は統一戦や階級を上げることを選択肢に挙げた。私は統一戦を見てみたい。ジムの後輩であるWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)にも期待しているし、一方で日本王者の岩田翔吉(帝拳)らも絡んでくれば面白いと思う。(元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志)

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