元世界Sフェザー級スーパー王者・内山高志さんも拳四朗絶賛「統一戦が見たい」

王者に返り咲いた寺地拳四朗(左)が内山高志氏から祝福される
王者に返り咲いた寺地拳四朗(左)が内山高志氏から祝福される

◆プロボクシング ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇挑戦者・寺地拳四朗 (3回KO) 王者・矢吹正道●(3月19日、京都市体育館)

 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチは、挑戦者の前王者・寺地拳四朗(BMB)が初防衛を狙った矢吹正道(緑)に3回1分11秒、右ストレート一発でKO勝ち。王座返り咲きに成功した。試合を見守った元WBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)スーパー王者の内山高志さんは「本来の拳四朗が戻ってきた」と新王者を絶賛。今後については「自分は統一戦が見てみたい」とさらなる高みを目指すことを期待した。

 「前回の状態が悪すぎたんだと思う。本調子に戻れば、いけるという手応えはあったはず。今回はスピードも戻り、すごく良かった」と内山さん。前回はジャブのポイントをなかなか取ってもらえなかった経験から、今回は立ち上がりから前に出てプレッシャーをかけた。「初回、拳四朗が打ち込んでも、矢吹がなかなか出て来なかった。これで相手の力量が分かったから、ガンガン攻めたのだろう。2回以降は、自信を持って前に出て行ったと思う」と話した。

 前王者となった矢吹については「下がらされて、良いところがなかった」と分析。一般に初防衛の難しさが指摘されるが、「これは、決してプレッシャーだけではない」という。内山さんは「自身にも経験がある」と前置きしたうえで、世界王者になれば、勝利を祝う行事などが増え、それが続くことで、自然と体調管理は難しくなると指摘。「そういうことも含めて自分に打ち勝つことが必要だ」と説いた。

 試合後、統一戦や階級を上げることも選択肢に挙げた。内山さんは「自信が戻った拳四朗は誰とでも戦うだろう。私は統一戦を見てみたい」と話した。現在、WBA世界同級スーパー王者は京口紘人(ワタナベ)、IBF王者はフェリックス・アルバラード(ニカラグア)、WBO王者はジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)。京口は内山さんのジムの後輩だけに「期待している」と話した。「ライトフライ級は日本人が強い。日本王者の岩田翔吉(帝拳)らも絡んでくれば面白いと思う」と夢を広げた。

スポーツ

×