中日・立浪和義監督が18日、楽天とのオープン戦前に名古屋市内の熱田神宮を必勝祈願に訪れ、高卒3年目の石川昂弥内野手に戦う姿勢を求めた。
「打てなくても使うとは言っていますけど、あまりにも覇気がなかったり、戦う顔をしていなかったらやっぱり使えないですよね」
石川昂はここまでのオープン戦の全13試合に三塁で先発出場しているものの、打率2割5厘、1本塁打、4打点、13三振と苦しんでいる。ただ将来のクリーンアップ候補として期待されているだけに、指揮官は開幕オーダーに加える意思を固めている。
立浪監督は「いくら育てる、使うと言っても、周りのレギュラーを争っている選手もいるわけですからね。それを納得させる普段からの取り組みであったり、そういうことも伴ってこないとね」と断言。石川昂の起用により、阿部が外野兼務となり、実績ある福留、平田らも押し出される可能性が高いだけに、心構えの大切さを説いた。
3月25日の開幕・巨人戦(東京D)までちょうど1週間となった。就任1年目のシーズンを控え、立浪監督は「徐々にですが、気持ちの高まりはあります。勝つために、優勝するためにと。まあそういうことよりも、選手がケガなく頑張ってくれる、そっちの方が大きいですね。いい雰囲気で送り出せるようにしたい」と意気込んでいた。