◆第36回フラワーC・G3(3月21日、中山競馬場・芝1800メートル)追い切り=3月17日、美浦トレセン
前走で念願の初勝利を挙げたコルベイユ(牝3歳、美浦・新開幸一厩舎、父リーチザクラウン)が初の重賞参戦に向けて上昇ムードを漂わせている。
近2走で手綱を執る勝浦正樹騎手の騎乗でWコースの単走追い。5ハロン68秒4―12秒7と時計こそ平凡だが、直線は馬なりでスムーズに加速し、調子の良さをアピールした。
勝浦騎手は「追って反応したし、動けている。前走より間違いなく状態はいい」と絶賛。「2走前に小倉の芝1200メートルで結果を出したが、延ばしたほうがいいと(新開)先生に話した。前走の芝1800メートルは、逃げてこの馬の良さが生かせた。結果が出て良かったよ」と、自らの進言で初勝利を挙げたことにホッとした表情を見せた。「ゲートの不安はないし、スタートも速い。馬場が悪くなるのもプラスになりそう。この馬の、持続力を生かす競馬がしたい。逃げて持ち味が出る」と、再度の逃走Vを狙う。