楽天の新外国人、クリス・ギッテンス内野手(28)=前ヤンキース=が15日、「20本塁打」をノルマに掲げた。1軍に合流し、入団会見を行った中軸候補は「野球を始めて自分に課している目標は最低でも20本塁打以上。1年目からずっと掲げている」と宣言しつつ、「チームに貢献出来れば、自分が4打数無安打だとしても、チームが勝てればいい。何よりもチームのために貢献できる選手でありたい」とも語ったナイスガイは、フォア・ザ・チームに徹するつもりだ。
補強ポイントでもある右の長距離砲は昨季メジャーでは16試合で1本塁打、5打点だったが、マイナーでは47試合で15本塁打、47打点の成績を残した。明るい性格で早くもチームになじみ始めており、「チームメートも非常によくしてくれますし、リズムよく練習していたので、楽しい場に戻ってこられたような感じがする。少年のような初めて野球をやった時のようなそんな気持ちでグラウンドに立ちました」と笑みをこぼした。
「オープン戦をしっかり見て相手投手の配球や投手の特性をチームメートに聞きながらアジャストしていきたい」とギッテンス。開幕までに状態を上げていく。
◆クリス・ギッテンス(Chris Gittens)1994年2月4日、米国生まれ。28歳。2014年にプロデビューし、昨年6月にヤンキースでメジャーデビュー。16試合の出場で打率1割1分1厘、1本塁打、5打点。193センチ、113キロ。右投右打。年俸90万ドル(約1億300万円)背番号42。