太田雄貴氏、北京五輪に“完敗”した東京五輪の開会式に「非常に残念で、悔しかった」

スポーツ報知
聖火がともる中で花火が打ち上げられた北京五輪開会式

 日本オリンピック委員会(JOC)とNF(国内競技団体)の国際フォーラムが14日、オンライン上で開催された。フェンシングの2008年北京、12年ロンドン両五輪銀メダリストの太田雄貴氏が基調講演を行い、昨夏の東京五輪と今年の北京五輪について、率直な思いを述べる場面があった。

 JOCの国際委員会副委員長、IOC委員として「北京2022冬季オリンピックで感じたこと」というテーマで登壇した太田氏は、東京五輪と北京五輪の開会式に言及。「なぜ東京五輪の開会式で、このようなシンプルなメッセージを伝えられなかったのか。演出も圧倒的。中国の勢いを本当に感じざるを得なかった。非常に残念で、悔しかった」と語った。

 北京五輪の開会式は、「簡素・安全・精彩」の大会方針を象徴するように、派手な演出もなくCGやプロジェクションマッピングを生かした演出で好評だった。中国映画界の巨匠、張芸謀(チャン・イーモウ)氏が演出を手掛け、「世界は一つの家族」のテーマを象徴するような開閉会式だった。

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