◆オープン戦 広島―日本ハム(13日・マツダ)
広島の上本崇司内野手が、“1軍初本塁打”を放った。
5回から代走で途中出場していた上本は、0―0のまま試合が進んだ9回2死一、二塁のチャンスで望月のツーシームを射抜いた。打球はレフトの看板を直撃し外野へポトリ。正真正銘のサヨナラ3ランだが、「フェン直だと思って…」と、広陵高の後輩・水口審判員に「入ったんすか? 入った? 入った?」と確認。「入りましたよ」と返答をもらうと、球場の熱気を感じながらホームイン。ナインたちの手荒い祝福を受けた。
プロ10年目で本塁打は練習試合のみで、1軍では公式戦、オープン戦を含めて初めて。「外野は越えただろうなと思っていたが、まさかあそこまで飛ぶとは」と本人もびっくり。サヨナラ本塁打も人生初だった。主に守備固めや代走で起用される背番号「0」が、バットでもアピールした。