国学院大1年の平林清澄が日本学生ハーフ初優勝…24年パリ五輪へ「来年、MGCを狙います」

スポーツ報知
日本学生ハーフマラソンをつ制覇した国学院大1年の平林清澄(カメラ・宮崎 亮太)

◆日本学生ハーフマラソン選手権(13日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 「ハーフマラソン学生日本一」を決める大会で、国学院大の平林清澄(きよと、1年)が14キロ過ぎに抜け出して1時間1分50秒で初優勝した。今年度、ルーキーながら箱根駅伝9区区間2位など学生3大駅伝通じて活躍した19歳が改めて安定した実力を示した。2位も国学院大の中西大翔・新主将(3年)が続き、国学院大がワンツーフィニッシュを決めた。3位は東洋大の松山和希(2年)で、いずれも6月26日開幕のユニバーシアード(中国)日本代表入りを決めた。

 春の陽気の中、平林は雄叫びを上げながらゴール。1時間2分2秒で、2位に入った中西主将と抱き合って喜びを爆発させた。「初のハーフマラソンで、結果も出せて楽しい21キロでした。うれしくて雄叫びが出ちゃいましたね(笑い)。まだまだ力不足なので、トラックでも結果を出して、(今秋の)駅伝でも力を発揮できたらいい」と笑顔を輝かせた。

 作戦通り14キロ過ぎに「周りの選手の表情を見たら、きつそうだったので。行っちゃえと思った」と積極的に先頭に立って仕掛けて、後続との差を広げてゴールテープを切った。同級生の活躍に背中を押されていた。2月の全日本実業団ハーフマラソンで国学院大・山本歩夢(1年)が、従来の日本学生記録を超える1時間43秒で8位に入った。「歩夢の記録と活躍は、めちゃめちゃ刺激になっていました」と平林はこの日のレース後に報道陣に明かした。

 初のユニバーシアード代表入りも決めた。「世界で戦う経験を1度もしたことが無いので、しっかり今回は戦うことを目標にやっていきたい。ユニバのハーフマラソンは、表彰台を日本代表がずっと独占しているみたいなので、自分もメダルを取りたいです」と世界の表彰台に向けた意欲も口にした。

 レースを見守った前田康弘監督は「狙い通りですね。平林と中西の2人は良い練習が積めていましたので。1位、2位でユニバーシアード代表を取れたのは大きい。『日本代表にならないと、次のステージには行けないよ』と話していたので」と、2009年の監督就任後初のユニバーシアード代表選手誕生に喜びをかみしめた。

 さらに指揮官は、平林と大目標を掲げていることも明かした。「平林と(この日8位の)伊地知賢造(2年)は来年、マラソンでMGC出場権取りに挑戦しようと話しています。現役の学生でMGCに出場する選手はまだ出ていないので、来年の東京か大阪マラソンで一発狙わせたい。もし出場権が取れたら再来年の出雲駅伝は厳しくなりますが、それでも頑張らせたい。平林は向上心もありますし、コツコツ努力ができるマラソン向きの選手。楽しみですね」と愛弟子を見つめた。

 平林も「来年のMGCは狙います。昨年から前田監督とはそういう話をしてきました。でも、まだハーフまでしかたどり着いていないので、これから練習量を増やしていかないといけない。けがをせずに、去年以上の練習量と距離を積んでいきたいです」と表情を引き締めた。

 2位で平林とともにユニバ代表入りを決めた中西も、会心のレースで今後へ向けて大きな自信をつかんだ。「ユニバ代表権の取れる3位以内を狙って居ました。先輩としては、後輩の平林には勝ちたかったですが、新主将になって最初のレースで結果を出せてうれしく思って居ます。ユニバ代表に2人も入れたことは、チームにとっても追い風になると思います。今後も主将として、しっかり結果を出して引っ張っていきたい。自分と伊地知と歩夢、平林で引っ張って、箱根駅伝で勝負できるチームを作っていきたい。自分としては、来年の箱根駅伝で総合3位以内を目指したいと考えています」と力強く言い切った。

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