【日本ハム】肉離れから復帰の杉浦稔大、1回ピシャリ「無事に投げられてホッとしている」

スポーツ報知
力投する4番手・杉浦稔大

◆オープン戦 広島1―4日本ハム(12日・マツダスタジアム)

 日本ハムの杉浦稔大投手(30)が12日、広島とのオープン戦で今季初登板し、1回1奪三振無失点の好投を披露した。2月の春季キャンプで下半身を故障したが、その不安を感じさせない快投で、3者凡退に抑えた。守護神筆頭候補として期待のかかる右腕は「まずは無事に投げられてホッとしている」と復帰戦を振り返った。

 ゆったりと力感のないフォームから力強い球を投げ込んだ。2点リードで迎えた8回に4番手で登板すると、先頭の中村健を鋭く落ちるフォークで空振り三振。続く田中広をこの日最速の149キロ直球で押し込み三ゴロ、最後の持丸も2ボールから外角直球で勝負し遊飛に仕留めた。「まずは感覚を呼び起こすというか、久しぶりに相手に投げて。体が問題なかったのが良かった」と安どした。

 プロ8年目の昨季は守護神として28セーブをあげた。“定位置”を不動のものにすべく挑んだ今季、キャンプで全治約3週間、左半膜様筋(太もも裏)の肉離れを負った。それでも「休めば良くなると思っていたので我慢して良かった」と焦る気持ちをぐっとこらえ、完治の道を選び「(患部は)もう全く気にならない」と頼もしく言い切った。今季、背負うのは球界を代表するクローザーがつけてきた22番。頼れる男が開幕に間に合った。

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