箱根駅伝優勝4回も近年低迷の大東大再建に高校日本一・仙台育英の真名子圭監督が就任へ

スポーツ報知
真名子圭氏

 箱根駅伝で優勝4回を誇るも直近3大会連続で予選会敗退の大東大の新監督として、4月からOBの真名子圭(まなこ・きよし)氏が就任することが11日、分かった。43歳の真名子氏は今年度まで強豪の宮城・仙台育英高の男子チームの監督を務めており、2019年には全国高校駅伝優勝に導いた。2019年の箱根駅伝を最後に本戦出場から遠ざかっている大東大の再建は「高校日本一」の名将に託された。馬場周太監督は3月末で退任する。

 大東大は青葉昌幸監督が率いていた時代に箱根駅伝で連覇を2度達成(1975年と76年、90年と91年年)。1990年度には史上初の学生駅伝3冠を達成した。

 しかし、近年は低迷が続いている。2019年の箱根駅伝では1区で新井康平(当時4年)がスタートからわずか約200メートルで左足首を捻挫する不運に見舞われて大きく出遅れ、総合19位に終わった。その大会を最後に奈良修監督が退任。馬場監督が後を受け継いだが、19年の箱根路を最後に3大会連続で予選会敗退を喫している。

 復活の切り札として白羽の矢が立ったのが、1998年~2001年に大東大の選手として4年連続で箱根駅伝を駆けたOBの真名子氏だった。

 真名子氏は2001年に大東大を卒業後、実業団のホンダに入社。その後、退社して教員に転職。地元の三重県の公立高校の教員を経て、2012年に仙台育英高の監督、教員に就任した。当時、仙台育英高は低迷していたが、真名子監督の熱心な指導で復活。2019年に全国高校駅伝で12年ぶりに優勝を果たした。今年の箱根駅伝1区で15年ぶりに区間記録を更新した吉居大和(現中大2年)ら多くの好選手を育成し、その指導力には定評がある。

 昨年4月、大東大にはチーム初となるケニア人留学生のピーター・ワンジルが入学。しかし、ワンジルは昨年10月の箱根駅伝予選会では総合231位、チーム内12位と苦戦するなど、伸び悩んでいる。仙台育英高出身のワンジルは真名子監督の教え子。真名子監督の就任は、復調を期すワンジルにとって大きなプラスになることは間違いない。

 高校駅伝界の名将、真名子監督には、仙台育英高を復活させたように大東大も復活に導くことが期待される。

 ◆大東大 1967年創部。箱根駅伝は68年に初出場。総合優勝は75、76、90、91年の4回。往路、復路とも4回優勝。出雲駅伝は優勝1回(90年)、全日本大学駅伝は73年の初優勝以来、7回制した。90年度には史上初の学生駅伝3冠を達成。タスキの色はライトグリーン。主なOBは1988年ソウル五輪長距離代表で拓大元監督の米重修一、2016年リオ五輪男子マラソン代表の佐々木悟(現亜大コーチ)。

※ピーター・ワンジル選手の名前表記が誤っていましたので、ご本人、関係者の皆さまに謝罪し、訂正します。

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