北京五輪で史上初の決勝トーナメント進出を果たし、6位に入ったアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の選手らが8日、オンラインで取材に応じた。
大会では、目標としていた1次リーグB組を首位通過し、初の準々決勝までたどり着くも、世界3位のフィンランドに1―7と屈した。五輪を競技人生の集大成として挑んだ最年長39歳で、五輪3大会連続出場の久保英恵(西武)は、改めて引退を報告。「長い競技人生は、1人じゃなし得なかった。北京五輪では、感謝の気持ちをもってプレーしようと思ってやりました。感謝の気持ちが携わって下さった方々に伝われば良いなと思う。チームメートのみんなからも『一緒に頑張ろう』とずっと励ましてもらっていたので、最後まで五輪を目指すことができて、すごく感謝している」と語った。
本来ならば、全日本選手権(北海道)が現役最後の舞台となる予定だったが、コロナ禍で中止になり、13日のチーム練習が最後になるという。「氷上のスナイパー」の異名で、長くエースとして代表をけん引してきた自分へ、「ほんとに長い間、お疲れ様でした」と笑顔でねぎらいの言葉をかけた。
また、主将の大沢ちほは、自身の今後について「自分が(選手を)続けるかどうかも考えている。4年後、まだ自分が(五輪に)立つイメージはできていないですけど、日本が今より強いチームになってほしい」と話した。