【楽天】育成・小峯新陸が支配下登録へ猛アピール、自己最速153キロ「腕を振って0点で抑える」

7回に4番手で登板し3者凡退に抑えた楽天・小峯(カメラ・石田 順平)
7回に4番手で登板し3者凡退に抑えた楽天・小峯(カメラ・石田 順平)
自己最速の153キロをマークした小峯
自己最速の153キロをマークした小峯

 楽天の育成・小峯新陸(しんり)投手(20)が6日、支配下登録へ一歩前進した。阪神とのオープン戦(甲子園)の7回に登板。自己最速を1キロ更新する153キロの直球で押すスタイルで1回を完璧に抑えた。現在、チームの支配下登録数は「68」。残り2席をめぐって16人がしのぎを削る激戦が続くなかでアピールに成功した。

 高校時代に夢見た聖地で小峯が躍動感あふれる投球を披露した。1―3の7回に4番手で登板。先頭・梅野の初球に150キロを計測すると、ぐんぐん球速が上がった。4球目はボールとなったが、自己最速の153キロを計時。スタンドも自軍のベンチもざわついた。「とにかく腕を振って直球で押そうと思っていたので、その結果153が出てよかったです」。ハタチの右腕は控えめにほほ笑んだ。

 梅野を遊ゴロに仕留めた後は、熊谷をフォークで空振り三振。最後は島田を遊ゴロに抑えて引き揚げた。全12球中直球は7球で全てが150キロ超え。“見えない力”がアドレナリンを増幅させたのかもしれない。

 鹿児島城西高では県4回戦止まりで甲子園は遠い存在だった。「応援もすごく大きく聞こえますし、何よりも高校から夢で追ってきた場所なので投げられてよかったです」。マウンドからの景色は格別。プロの舞台で成長した姿を見せた。

 同世代の“出世頭”といえば、昨季13勝で新人王を獲得したオリックス・宮城=写真=。高校時代に一度だけ対戦したが、「レベルの違いを見せつけられてきた」。19年ドラフトは宮城が1位で自身は育成2位。“天と地”程ある差を埋めるべく「(宮城と)同等にやり合えるぐらいの実力をつけて投げていきたい。(対戦したら)絶対に負けたくない」と対抗心を燃やしてここまできた。

 2月の練習試合から4試合に登板し、3回1/3を投げ自責1で防御率2・73。チームには数少ない球威で押せる好素材に対して石井監督は「もう少し精度を高くしていくことが大事。1軍で活躍することを想像して見ているので」と厳しめの評価を下したが、育成レベルは脱却しつつあるという裏返しでもある。

 「残り少ない枠(2)ですけど、結果を出していければ必ず支配下登録されると思っているので、まずは腕を振って0点で抑える」と小峯。2ケタ番号が手に入るチャンスは着実に近づいている。(長井 毅)

 ◆小峯 新陸(こみね・しんり)2001年12月1日、鹿児島市生まれ。20歳。19年育成ドラフト2位で楽天入団。昨季は2軍で9試合に登板し、1勝1敗、防御率4・82。右投左打。189センチ、90キロ。

7回に4番手で登板し3者凡退に抑えた楽天・小峯(カメラ・石田 順平)
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