ボランチの横浜FM小池龍太が今季初ゴール「新しいポジションで結果を残せて良かった」

横浜M・小池龍太
横浜M・小池龍太

◆明治安田生命J1リーグ ▽第3節 横浜FM2―0清水(6日、日産ス)

 横浜FMはホームで清水を2―0と下し、今季初の連勝を飾った。前半32分にMF小池龍太が左足シュートで先制点を挙げ、今季初先発のMF吉尾海夏が追加点。開幕5試合を3勝1分け1敗とした。

 ボランチで初先発した小池龍が、90分間チームを押し上げ、支えた。前半32分には、MF藤田譲瑠チマのパスを受けると、カットインしてペナルティーアーク付近から左足を振り抜いて先制ゴール。美しい軌道を描いたボールはゴール左へ突き刺さった。昨シーズン、ボランチ出場の選手の点数は0。チームの一つの課題でもあったが、「ボランチの選手が点を取れるのは大きい。新しいポジションで結果を残せたのは良かった」とうなずいた。

 サイドバック本職だが、けが人が相次ぐ状況もあり、前節の神戸戦からボランチに挑戦。コンビを組んだ藤田や、ともに初先発の吉尾やDF角田涼太朗ら周囲にも、広い視野とハードワークで余念ないサポートをした。「自分の手応えとしてはチームが勝つこと、チームがいつも通りのサッカーをすること。まわりの選手がやりやすいプレーをすることが手応え。今日はまわりの選手を助けられたと思う」。試合後は「勝ったぞー!」と喜びを爆発させ、拳を突き上げた。

 新たなポジションでも遜色なくプレーできるのは、チームのスタイルが浸透しつつある証拠。小池龍も「マリノスのサッカーでプレーすることはポジション関係ないというか、いないといけない場所を認知した中で役割は多いようで少ない。理解してれば迷うことはない。自分にできること、チームとしてやらないといけないことを分析して、行動に移せたことが成長につながった」と語った。

 全員の力で乗り切った5連戦。勝利、敗戦、収穫を得て「自分たちらしいサッカーを体現できるようになってきている」。誰がどこで出ても、マリノスのサッカーを表現するため、「やれることを増やしていくことが今後の成長につながる」とさらなる進化を誓った。

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