横浜FM、清水に2発快勝で連戦一区切り マスカット監督「メンバーも変えながらいいスタートが切れた」

横浜FM
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◆明治安田生命J1リーグ ▽第3節 横浜FM2―0清水(6日、日産ス)

 横浜FMは本拠で清水に2―0で勝利した。今季初の連勝で、開幕5連戦を3勝1分け1敗とした。

 前半32分、ボランチで先発出場した小池龍太が切り返しからの左足シュートで先制点。同43分にはJ2町田から復帰後初先発のMF吉尾海夏がゴール前でのプレスから追加点を決めた。守備陣も安定した守りを見せ、清水にはほとんどチャンスを与えなかった。

 前節から先発を6人変更。多くの主力を負傷で欠いた中、2日の神戸戦同様これまで出場機会の少なかった選手も存在感を示した。マスカット監督は「メンバーも変えながらやった中で(開幕5連戦の)いいスタートが切れた。入りから強くプレッシャーもいけて、前半は良かった。後半は自分たちがコントロールしたい中で疲れがちょっと見えてきたと感じた。しかし選手は最後までピッチで戦ってくれた。結果はハッピー」と振り返った。

 けが人も相次ぐ状況で、神戸戦では高卒ルーキーMF山根陸の先発抜てきや小池龍のボランチ起用、この日もDF小池裕太を前線で起用するなど、思い切った采配が目立った。その中でも、全員がチームの目指すスタイルをイメージし、役割をまっとう。「いつもと違うポジションで出る選手がいる中でも、いい質で試合がこなせている。自分たちのやり方を全員が理解していけば、うまくゲームをコントロールすることができるとわかった」と指揮官も一定の手応えを深めて様子だ。

 ”総力戦”が大きなテーマとなったここ2試合。間違いなく、リーグ戦だけでなくこれからアジア・チャンピオンズリーグを戦っていくチームにとって、選択肢を増やす収穫にもなった。指揮官は「今日までの試合で一人一人緊張感を持たないといけないとわかったはず。どこのポジションでもやらなければいけない、ポジション争いは激しくなっていると感じているはず。ピッチでどう表現するか、ピッチに立つために練習から何をしなければいけないか。これからもお互いのポジションで戦ってくれると思う」とますますの選手の奮起に期待を寄せた。

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