ICE LINKとは?
 フィギュアスケートを愛するすべてのみなさまに向け、スポーツ報知がお届けする会員限定コンテンツです。選手の生の声とともに、最前線で取材を重ねる記者、カメラマンから届く、様々な物語や瞬間を切り取った一枚など紙面では見られない“とっておき”をお楽しみください。スケートリンク(SKATING RINKS)と読者をつなぐ輪(LINK)のような存在となることを目指します。

宇野昌磨「4年間の成果」銅メダルで日本フィギュア界最多の3個目メダル…北京五輪終え一問一答

◇北京五輪 男子フリー(2月10日、北京・首都体育館) 

 ショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は、187・10点、合計293・00点で銅メダルを獲得。18年平昌五輪銀に続く2大会連続表彰台で、団体メダルも合わせ、五輪での通算3個は、日本フィギュア界最多となった。フリー「ボレロ」は4回転をフリップ、ループ、サルコー、トウループの4種5本を組み込む自己最高難度。本番ではループ、サルコーと降り、惜しくもフリップで転倒。乱れもあったが、2本のトウループは何とか着氷した。

 SP1位のネーサン・チェン(米国)が218・63点の合計332・60点で金メダル。同2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が201・93点の310・05点で銀。3連覇を狙った羽生結弦(ANA)は冒頭でクアッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦して転倒も188・06点の283・21点で4位となった。宇野の一問一答は以下の通り。

  • 男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

    男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

 ―振り返って。

 「素直に、あのー、4年間経ていろんなことがあり、再びこの場所に立てていることにうれしく思います。1年前はここに立てるような存在ではなかったので。単純に今日の演技がどうであれ、あの、この順位はこの4年間の成果だと思うので、素直にうれしいです」

 ―ランビエル・コーチから言葉はあったか。

 「そうですね。あのー、全体的に硬かったっていうのは言われました。本当にそう思いますし、振り返ってみると、久々に試合で固くなるような緊張をしたのかなっていうのが思います。どのような理由で緊張したかは、僕にも分からないですけれども、まあいろいろ考えながら、まあ多分これだろうなっていうのがあったら、また発言したいと思います」

 ―日本フィギュア史上最多となる五輪での3個目メダル。

 「いやあ、まあ、どうですかね。まあ、フィギュアは結構、スケート人生自体が長くない競技だとも思うんで。でも団体のメダルっていうのは、僕ももちろん、チームの一員でしたけど、僕のおかげってよりも、本当にチームみんなが素晴らしい演技をしていたので、その結果だと思いますし、個人に関しては、本当に今日の演技がどうであれ、ちゃんとこういう舞台に立って、こういう演技をして、こういう結果を残したってことは、すごい自分にとっても誇れることだと思います」

 ―山田満知子先生、樋口美穂子先生の下を離れた決断と、その後の道のりを振り返って。

 「そうですね。あのー、僕は、満知子先生、美穂子先生の下でスケート人生を一生送るつもりでした。ただ満知子先生が、数年前から『出た方がいい』と。そのー、『もっとトップを目指すために外に出た方がいい』と言っていただいていたんですけども、僕が美穂子先生の下で、最後までやりたいと意思があったんですけど。まあ、いろいんなことがあり、最終的に出るという決断になり、まあいろんなことがあり、ステファンコーチの下に行き、まあ結果、いろんなことを経て、今の五輪3位という舞台に立てていること、なんか感慨深いものはありますけども。僕的には五輪3位とは別に、このボレロというプログラムを、せっかくステファンが好んで作ってくれたプログラム。もうあと1試合しかないですけども、それを完成といいますか。その、ステファンが『うわ、良かった』って言ってもらえるようなプログラムにしたいなっていうのが唯一の今の心残りです」

 ―4回転5本の挑戦はまだまだ続けていく。

 「高みは目指したいなとは思っています。ただ、僕にルッツは多分、無理なんですよ。ってなるとっていうことになっちゃうので。あのー、ただ、そうですね。全日本でのけがっていうのが、思ったよりも長引かせてしまっているので、どうしても新しいジャンプの挑戦っていうのは、けがにつながることも大きくあるので、なかなか挑戦するタイミングっていうのが、正直難しいところではあるんですけど。どっかのタイミングで、(鍵山)優真くんとか、佐藤駿くんとか、三浦佳生くんとかと一緒に、ちょっとやろうよって感じでやると思います」

 ―鍵山優真選手の存在は。

 「そうですね。あのー、もう、優真くんは、本当にトップの一員といいますか。完全にトップの選手だと思いますし、アイスショーとか練習から一緒になることはあったんですけど、もうなんか、今年が始まって、プリンスアイスワールドくらいのときから一緒に切磋琢磨してやってきたんですけど、その2人がこうやって五輪で同じ表彰台に立てている。すごいなんかうれしいですし、なんかよく頑張ってきたなって単純に思いますし。あの、僕のスケート人生、優真くんがいる限り、まだまだモチベーション持って続けていける。それくらい彼の成長が著しいので、置いてかれないように、いつまでも尊敬している存在ですって言われるように、そんな選手でいたいと思います」

 ―改めて五輪で滑って、4回転5本の難しさは。

 「いや、サルコーもあんまりよくなかったんですよね。その、どういう判定をされているか分からないですけど。あのー、まあフリップもサルコーも良くなく。ループはすごい良かったと思うんですけど、それでも演技前から、そのあまりなんか、跳べる自信っていうのがあまり湧いてはいなかったので。どっちかって言うと、ジャンプの時に気をつけなきゃいけないものを気をつけるというよりも、跳べるかなって方向に気持ちが向いていたので、それが固くなった結果だと思うんですけど。まあジャンプとしては、全体的に本当に固かったかなと。まあただ、あのー、全部振り返ってみれば、全部締めていたので、この点数で収まったのは、ちゃんと練習してきて、なんとか耐えたって部分が大きかったかなと思います」

 ―平昌五輪の時は、五輪について「普通の試合だった」と言っていた。今回は。

 「そうですね。もう、やはり、根本的なものは変わらず。僕にとってはどの試合も特別で。この五輪って舞台、他の試合とは環境は違うものの、やっぱり一つの試合だと思いますし、僕はこの五輪終わって今考えているものは、その、まあ帰って、一刻も早く練習して、次の世界選手権に向けて、僕はもっと絶対成長できるって思っているので、もっともっとうまくなりたいって思っていますし、まあただ、今年で辞めてしまう選手っていうのが、多分たくさんいると思うので、それだけがちょっと寂しいです」

 ―五輪で得られた課題。

 「やはりジャンプの完成度っていうのは、大切だなって思いました。SPでは、少しずつジャンプの着氷後のステップなど取り入れているんですけど、フリーではその余裕がまだないですし、そういった部分も、まだ今の構成でもたくさん詰めれる部分がある。コンビネーションでも、優真くんのようにセカンドループを練習しなければいけないなと思っていますし、その新たなジャンプも、自分に合う種類を探していきながら、やっていきたいなと思っています」

※以下、公式会見(一部抜粋)

 ―支えになったものは。

 「本当に、自分の身の周りの家族だったり、トレーナーの方、連盟の方、本当にコーチ、すべての人に支えられて今の自分がいると思います。それと同時にこうやって当たり前のように大会があって、いろんな大会に出させてもらってる。このコロナの影響で、そういうあたり前にあった大会もたくさんなくなってしまった。のに、一つの大会でも、僕たちの知らないところでいろんな方が、サポートしてくださって成り立っているんだなというのを改めてこの数年間で感じました。この大会を無事開いていただけたことに、すごくありがとうと思っています」

 ―日本のフィギュア界について。

 「日本のフィギュア男子、まあフィギュア界をずっとゆづくんは引っ張っていると思います。僕にはそういうみなさんの思いを背負ってとか、プレッシャーを背負って競技をすることは、僕にはマネできない。本当に彼にしかできない、ゆづくんしかできないことだと思いますし、またどんどんフィギュアスケートっていうのは、技術的にレベルが上がって行く中で、だからこそフィギュアスケートを続ける年齢はすごく短くなりつつあると思うんですけど、その中でも、この何回も時代が変わる中でずっとトップにい続けるゆづくんっていう存在はすごい、すごいなと思いますし、その中でもさらにトップをいこうとするその姿勢はとてもマネできるものではないと感じています」

 ―4年前の悔しさは。

 「2大会連続出場させていただいたんですけど、1大会目よりもいろんな経験を得て五輪を迎えたことで変わった心境はあるのかなと思いましたけど、やはり僕の今シーズン掲げている成長したいという意思が一番強かったのかなと思います。その結果、やはり僕はどの大会も特別な一つの試合で。試合だけではなく、練習1日1日も全てが僕にとって特別。かげがえのない全てが一つの特別な時間なんだと改めて認識しました」

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請