ICE LINKとは?
 フィギュアスケートを愛するすべてのみなさまに向け、スポーツ報知がお届けする会員限定コンテンツです。選手の生の声とともに、最前線で取材を重ねる記者、カメラマンから届く、様々な物語や瞬間を切り取った一枚など紙面では見られない“とっておき”をお楽しみください。スケートリンク(SKATING RINKS)と読者をつなぐ輪(LINK)のような存在となることを目指します。

宇野昌磨 再び自己ベスト更新 手を付くミスも「補う加点あった」…北京五輪男子SP終え一問一答

 ◇北京五輪 男子ショートプログラム(2月8日、北京・首都体育館)

 18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、団体SPで更新した自己ベストを再び塗り替え、105・90点で3位に入った。「オーボエ協奏曲」を演じ、冒頭の4回転フリップは出来栄え点3・77点を引き出した。2本目の4回転―3回転の連続トウループは3回転で手をついたが、団体戦で取りこぼしがあったスピン、ステップのレベルはこの日、全て最高のレベル4を獲得。新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、合流が遅れていたステファン・ランビエル・コーチが個人戦までに北京入りし、宇野の背中を押した。ネーサン・チェン(米国)が113・97点で首位発進。鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が108・12点で2位に続いた。3連覇を狙う羽生結弦(ANA)は95・15点の8位スタートとなった。宇野の一問一答は以下の通り。

  • 男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

    男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

 ―得点を見て驚いていたが。

 「やっぱり、選手からすると、失敗っていうのが一つあったじゃないですか。でもGOEの大切さっていうのは、点数を見ると感じますね。あのー、フリップ、そしてアクセル、その2つが団体戦よりいいジャンプだったので、総合して団体戦と同じぐらいの点数が出た。4回転―3回転が手つきましたけれどもそれ以上に、それを補う加点が他にあったっていうところだと思います」

 ―GOEをつけるためにやってきたことは。

「えっと、ジャンプを降りた後に、毎回同じステップをしていたんですけも、ちょっとアレンジをするとか、4回転―3回転の後にそのままイーグルに入るとか、そういった練習をしてきていたんですけれども、まあ今回出たフリップとアクセルに関しては、どっちかっていうと着氷の後というよりも、ジャンプそのものが自分の中で、練習の中でも割といいジャンプが跳べていたからGOEがたくさんもらえたのかなと思いますし、まだGOEっていう面に関しては、まだやり始めたばっかりで、全然自分の思い描いているところに届いていないので。今後も含め、今大会もそれを意識しつつ頑張っていきたいなと思います」

 ―ランビエル・コーチとはどんな話を。

 「あー、えっと『4回転―3回転失敗したけれども、手をついたけれども、あれは4回転―2回転で成功するよりも価値あるジャンプだったよ』と。英語なので勝手な解釈ですけど。あの練習をほとんど4回転―3回転でしか練習しないんですけど、だからこそ今僕に必要なのは練習ではなく、試合で4回転―3回転をやること。そして失敗しながらも、自分の中で試合の中で、4回転―3回転をしっかりと跳ぶ癖をつける。そういったところが今僕に必要なところなのかなっていうのは感じています」

 ―団体戦の時、表現の面とか『ステファンのあと最後のひと押しというのが』と言っていたが、今日感じたか。

 「スピンは割と良かったとは思います。ただ、ステップがちょっと甘かった。そうですね。あの、ステファンコーチもステップのことは『もっとできたよね』っていうのは言っていましたし、まあつなぎはちょっと振り返ってみないとわからないんですけど、割とジャンプに集中していたので。あとスピンも集中して団体戦でできなかったところをしっかり個人戦に生かせたのかなと思います」

 ―手をついた瞬間というのは。

 「ああ。いや、なんか1個目は、トウループ跳んだ時は割と行けそうだったんですけど、これが練習と試合の違いと言いますか。これは試合で失敗し続けないとやはり、身につかないものなのかなというのは感じました」

 ―戻ってきて得点が出るまでは結構大きな失敗だと思っていた。

 「そうですね。102点くらいかなと思っていました」

 ―ちょっとやっちゃったなという感じ。

 「うん、でもやっちゃったなと言うよりも、まあでも練習通りの感じで試合に挑むことはできたので。そんなになんか、あ、やってしまったっていう感じではなかったです」

 ―この位置付けをどう捉えていて、フリーはどういう滑りをしたい。

 「えー、そうですね。フリーではこのショートプログラムよりも全然難しい構成が待っているので。ただその練習から、毎回ノーミスできているような構成内容ではないので、あの、あまり高望みはそこまでしていないです。僕が求めているのは、練習につながる試合、そして練習は試合につながる練習、それを求めています」

 ―ランビエル・コーチが来たことによって精神的な落ち着きなどはあった。

 「そうですね。ステファンコーチと、そのスピンのことだったり、ステップのことだったり、どこが取りこぼした原因なのか、そういったところを話し合って、練習でも、そして試合中でもそこを意識できましたし、ただ、演技のほかのジャンプの以外のことに関してはあんまり。ジャンプのことばかり考えていたので、まあ振り返って見直したいなと思っています」

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請