◆オープン戦 ソフトバンク―ロッテ(5日・ペイペイD)
ソフトバンク打線がロッテ・佐々木朗希に最速163キロの速球と高速フォークを中心に5回まで、わずか2安打で無得点、9三振と翻弄された。
試合前には藤本博史監督が「真っすぐ、フォークの投手は基本、センター狙いと言うんですけど、155キロの球をセンターに打ったら(遅れて)ファウルになるから、引っ張れと。そういうことを試しても良いんじゃないか」と話していた。だがアウトを含めても引っ張った方向の打席結果は5回の中村晃の詰まった右前安打と川瀬の二ゴロのみ。3回の攻撃前にはオープン戦では異例の円陣も組んだが、なすすべがなかった。
昨季は6月24日(ZOZOマリン)の1度の対戦。6回途中までに柳田の一発などで3点を奪い、黒星をつけた。だが、昨季後半から本格的に覚醒した怪物は別人となっている。今季は対戦を重ねる機会も多くなりそうだが、攻略は一筋縄ではいかなさそうだ。
◇佐々木朗とホークス打線の対戦結果〈左打者は(左)、右打者は(右)〉
▼初回
牧原大(左) 空振り三振
三森(左) 空振り三振
柳田(左) 三ゴロ
▼2回
グラシアル(右) 一ゴロ
栗原(左) 左飛
中村晃(左) 空振り三振
▼3回
リチャード(右) 中前安打
川瀬(左) 三振(3バント失敗)
甲斐(右) 空振り三振
牧原大(左) 見逃し三振
▼4回
三森(左) 四球
柳田(左) 空振り三振
グラシアル(右) 見逃し三振
▼5回
栗原(左) 空振り三振
中村晃(左) 右前安打
リチャード(右) 一ゴロ
川瀬(左) 二ゴロ