【ソフトバンク】甲斐拓也がオープン戦1号「今の1打席よりシーズン中の500打席を考えて」城島健司氏との約束

スポーツ報知
3回無死、甲斐拓也が右越えソロ本塁打を放つ(カメラ・馬場 秀則)

◆オープン戦 ソフトバンク―ロッテ(4日・ペイペイD)

 ソフトバンク・甲斐拓也捕手が待望のオープン戦1号を放った。先頭の3回、ロッテ・本前の1ストライクからの2球目、外角寄りの142キロの真っすぐを右翼席へ。「真っすぐをとらえることができた。本塁打になったことは素直に良かった」。6回1死でも左前安打を放ち、キャンプからの対外試合も含めて初のマルチヒットをマークした。

 今キャンプでは城島健司球団会長付特別アドバイザーにマンツーマンで指導を受け、無駄を省くシンプルな打撃フォームに取り組んだ。「今やっていることがなかなか結果が出ずに、色んな部分を変えよう(戻そう)と思った時もあったんですけど、ジョーさんを信じて、僕も自分を信じてやりたい」と信念を貫くことの必要性を強調した。

 宮崎の実戦では20打席ノーヒット。すでにキャンプ地を離れていた城島アドバイザーからは連絡があったという。「今の目の前の1打席よりも、1年間のシーズンの中の500打席を考えてやろう」。揺らぎそうな思いを救ってくれた。

 昨季は自己最多の12本塁打をマークしたが、打率は2割2分7厘でリーグワーストの142三振。「1年間、数字を残せているかといったらそうでもない。せっかく自分が一度、信じたものを元に戻したらもったいない。この期間だからこそ継続できるということもある」。スーパー捕手として名をはせた城島アドバイザーのように、バットでもチームをけん引していく。

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