◆オープン戦 日本ハム1―1ヤクルト(3日・札幌ドーム)
日本ハムの道産子左腕・根本悠楓(はるか、18)が、凱旋登板で好投を演じた。3日のヤクルトとのオープン戦に先発。初回に3四球などで押し出しの1失点を喫するも、2回以降は被安打1の無失点。「ブルペンから球が浮き気味だったが、そこを修正できなかったのは課題」と立ち上がりを悔いたが、変化球を効果的に使いながらリズムを取り戻す、修正力を発揮した。
堂々、渡り合った。3回、山田を空振り三振に仕留め「チェンジアップで1つ、三振を取れたのは良かった」。続く村上には新庄剛志監督(50)から「真っすぐはいいボールが行ってるから」と受けた激励通り、この日最速となる148キロで連続三振に切って取った。日本を代表する打者を封じ「いい所に投げれば抑えられていたので」と、自身の球が通用する手応えは得られた。
実家のある白老町から駆けつけた家族らが見守る中、初の札幌ドームで上々の内容。2年目の1軍デビュー、ローテ入りもかかるが「その意識はない。ローテーションに入れればもちろんいいが、一試合一試合投げていくだけ」。目の前の打者に集中し、階段を上っていく。(砂田 秀人)