西山朋佳白玲・女王が初の女流名人リーグ入り「新鮮な気持ちです」

スポーツ報知
初の女流名人リーグ入りを決めた西山朋佳白玲・女王

 将棋の西山朋佳白玲・女王(26)が3日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第49期岡田美術館杯女流名人戦(主催=報知新聞社・日本将棋連盟)予選2組決勝で塚田恵梨花女流初段(23)に先手の147手で勝ち、初の女流名人リーグ入りを決めた。

 先手中飛車対後手居飛車穴熊の対抗形。やや不安定な駒組みを強いられた西山は中盤まで塚田にペースを握られたが、終盤戦に突入すると持ち前の腕力を発揮。一分将棋の切迫に追われる塚田に難解な選択を迫る勝負術が光った。熱戦を制し「塚田さんは里見さん(里見香奈女流四冠)にも勝っていますし、パンチ力のある方。警戒していました」と振り返った。

 昨年4月に奨励会を退会して女流棋士に転向した西山にとって、女流棋士のみに参加資格がある女流名人戦は第49期が初参戦。予選トーナメントで4連勝を飾り、即のリーグ入りを果たし「ホッとしています。自分にとっては新棋戦なので新鮮な気持ちです」と笑顔をのぞかせた。

 女流名人戦は先月終了した第48期五番勝負で伊藤沙恵女流名人(28)が里見香奈女流四冠(30)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=を3勝1敗で下し、初タイトルを獲得した。「伊藤さんの放つ雰囲気から、獲る可能性も高いなと感じていました。悲願を達成されたことは本当にすごいことだと思っております」

 4月に開幕し、11月まで女流棋界の上位10人で総当たり戦を行う女流名人リーグ。来期は女流四冠と女流二冠が並び立つ最難関リーグと化す。「里見さんは取り返したい気持ちが強いはずなので、挑戦を狙う立場としては一戦も負けられないと思っています」

 新年度に向けての抱負については「女流名人、挑戦してみたいですね。自分にとって新しい棋戦には特に強い意識があります。ずっとタイトル戦を指していたいな、という気持ちは強いです」と穏やかな口調で語っていた。(北野 新太)

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