【藤原義雄の南紀直送便】状況にあった道糸選びで釣果アップ

 グレ釣りにおいて、道糸は釣果を大きく左右すると私は考えている。今回は藤原流の道糸(ナイロンライン)選びを解説する。

 まず、ナイロンラインにはサスペンドタイプとフロートタイプがある。前者は、ご存じの通り沈むタイプ。対して後者は、少しは沈むが、ほぼ浮いている。私は両方とも使うが、強風でなければフロートタイプを選んでいる。なぜなら、道糸が浮いている方が潮流の影響を受けづらく、仕掛けが操作しやすい。さらに、軽い合わせでハリがガッチリ口掛かりするからだ。

 しかし、強風の中では比重が軽い分、海面から舞い上がってしまい、仕掛けがなじまない。だから強風下では海中に少し沈み、風の影響を受けづらいサスペンドタイプを使うのだ。

 また、道糸の太さについても言及したい。道糸の号数によってウキから下、つまりハリスとハリの動きが違うからだ。どういうことかと言うと、磯の上では必ずある程度は風が吹いている。道糸が太いと風の影響を受ける度合いが大きくなり、ウキにも抵抗がかかるので仕掛けが引っ張られてなじまず、刺し餌が浮いたままになってしまう。

 もちろんウキの下にオモリを打ち、ハリスにもオモリを打ってなじませればいい。しかし、道糸が太ければ潮流の抵抗も受けやすく、仕掛けのなじみを悪くしてしまう。そこで道糸をワンランク、ツーランク細くして風と潮の抵抗をできる限り小さくすることで、ハリスのなじみが格段に早くなるのだ。

 ただ、細くするといっても限界がある。私の場合、口太グレがメインターゲットなら1・5号を選ぶ。初心者や中級者なら1・75号が安心かもしれない。ちなみに私が愛用しているのはサスペンドタイプが「銀鱗スーパーストロング アイサイト」。視認性が高く操作性、強度も申し分ない。フロートタイプは「銀鱗スーパーストロング ハイポジションフロート」(ともに東レ製)。こちらも適度に浮き、操作しやすく強度も十分だ。

 私が理想とする道糸は、まず視認性が良くて細くて強度があってしなやか(巻き癖がつきにくい)なモノ。細くて巻き癖がつきにくく強度があるというのは相反する条件だが、こんなラインが欲しいものだ。

 ※毎月第1木曜日に掲載。

 ◆藤原 義雄(ふじわら・よしお)1950年9月20日、徳島・鳴門市生まれ。71歳。21歳からグレ釣りを始め、数々のトーナメントで活躍。「ゼロスルスル釣法」の考案者。がまかつ、マルキユーなどメーカー数社のインストラクターを長年、務める。グレ闘友会会長。和歌山県白浜町で餌・釣具店「フィッシングベース海クン」を経営し、南紀の磯釣りに精通。プロ野球は大の巨人ファン

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