中日・立浪和義監督は1日、沖縄・北谷町のチーム宿舎で取材に応じ、3月25日の開幕戦の巨人戦(東京D)の先発マウンドを大野雄大投手に託すことを明言した。2年ぶり通算4度目の開幕投手を務める左腕に指揮官は「自分が監督就任した3日後くらいに、セ・リーグの日程が出た。東京ドームの巨人戦ということで、自分の中で大野雄大と決めていた。本人には秋のキャンプの時点で伝えていた。ここまで自覚を持って順調にやってくれている。本当に今年は当然期待もしているし、楽しみにしています。(決め手?)昨年は柳も非常にいい成績を残したが、ここ数年の成績を見れば(大野かな)。あとは彼に対する期待。もう一回、一昨年のようなピッチングを取り戻してもらいたい」と期待した。
大野雄は、2月26日の阪神戦(北谷)では先発し2回無失点。新球シュートも披露した左腕は「内容どうこうよりも、0で帰ってきたいというのが一番だった。オープン戦も勝ちにこだわってやってきたいと思っていたので、0で帰ってこられて良かった」と振り返っていた。
今季から大島とともに主将に就任。20年には沢村賞にも輝いた背番号22は、「去年(のキャンプ)は出遅れたが、今年は腕をしっかり振って投げられている。開幕を目指すと秋からやってきたし、キャプテンマークもついてより一層責任を感じ、良い意味でプレッシャーの中できている」と気持ちの高ぶりを表現していた。