【日本ハム】ドラ6長谷川威展が1回無失点で開幕1軍アピール、吉幾三「雪国」を登場曲に「よし、いくぞ!」

スポーツ報知
5回から登板し、無安打無失点に抑えた長谷川威

◆オープン戦 日本ハム0―5DeNA(26日・名護)

 日本ハムのドラフト6位・長谷川威展(たけひろ)投手(22)=金沢学院大=が26日、DeNAとのオープン戦(沖縄・名護)で1回無失点の好投を見せた。大学時代に知ったという吉幾三の「雪国」を登場曲に、5回から4番手で登板。切れ味鋭いスライダーと140キロ台中盤の直球を軸に相手打線を翻弄(ほんろう)し、目標に掲げる「開幕1軍」へ猛アピールに成功した。

 緊張のオープン戦デビュー。マウンドに上がったルーキー・長谷川威は思い切って左腕を振った。0―5の5回から登板し、先頭の梶原を直球で遊ゴロに打ち取ると、続く4番・牧にも内角直球で真っ向勝負を挑んだ。「細かくコントロールしようとしないで思い切り投げようと。全力で立ち向かっていけた」。昨季、打率3割1分4厘、22本塁打を放ち、新人特別賞も獲得した1学年上のスラッガーを143キロで完璧に詰まらせ、遊飛に斬ってとった。

 緊張を和らげてくれたのは“渋すぎる”曲だ。試合前に登場曲を何にするか問われ、真っ先に浮かんだのが「雪国」だった。日本海側に位置する金沢市で大学4年間を過ごした左腕は「金沢もすごく雪が多いので、その雪を見たときに合う曲あるのかなと思って調べた。吉幾三さんということでダジャレではないですが『よし、いくぞ!』って気持ちを込めました」。ハイテンポで気分がアガる曲をチョイスする選手が多いなか、先輩の堀からは「渋すぎ」と“ツッコミ”を入れられたが「ゆったりした曲なので心を落ち着かせるにはベストな曲かなと思います」との言葉通り、効果は抜群だった。

 2死から四球を与えるなど試合後には課題も口にしたが「思い切って投げられたのが(好投の)一番の要因。目標は開幕1軍で投げることです」。全国制覇を果たした花咲徳栄高3年時はベンチ外だった男が、雪国での4年間を糧に、プロの舞台で猛アピールを続けている。

 19年のドラ1左腕・河野が3回4奪三振無失点で開幕ローテ入りに向けアピールした。5番手で登板した6回はこの日チーム初の3者凡退。7回には昨季までの同僚・大田と対戦し「多分きょう一番力が入ったところ」と逆球ながら145キロの直球で空振り三振を奪った。「まだばらつきもあるし、全てにおいてまだまだレベルアップしないとこのままでは駄目」と今季にかける思いをにじませた。

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