◆サウジC・G1(2月26日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場、ダート1800メートル=14頭立て)
日本勢2頭が出走したが、昨年の最優秀ダートホースに選出されたテーオーケインズ(牡5歳、栗東・高柳大輔厩舎、父シニスターミニスター、松山弘平騎手)は8着に敗れた。また、ラストランのマルシュロレーヌ(牝6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父オルフェーヴル、クリストフ・スミヨン騎手)は6着。日本勢の初Vには手が届かなかった。勝ったのはW・ラモス騎手が騎乗した地元サウジアラビアのエンブレムロード(牡4歳、Mアルムロワ厩舎、父クオリティロード)。勝ちタイムは1分50秒52。
松山弘平騎手(テーオーケインズ=8着)「スタートは速かったんで、いいポジションを取れたんですけど、ペースがいつもだったら息を入れるところが、こっちのペースはそうじゃなかったので、馬が経験がなくて戸惑ったような感じになりました。それを心配していましたし、そこでついて行けるかどうかがカギでした。今回は負けてしまいましたが、能力はある馬なので今回の経験でまた変わるかなと思います。最後はズルズル下がらなかったのも能力ですし、最後はバテた馬をかわした形になりました」
高柳大調教師「心配していたスタートは問題なく切ってくれました。相手がちょっと速かったので揉まれて、経験したことのない苦しい競馬になってしまいました。最後バッタリ止まらなかったのも弘平が頑張ってくれました。レースの上がりからは本気で走っていないじゃないかなというぐらいでした。もしかするとスイッチが入ってなかったのかもしれません。初めての海外遠征で見えない疲れもあるのかもしれませんので、そこはきちんとケアしたいです」